「World Oceans Day」(略してWOD)はもうすぐ

2015年5月8日

 国連が定めた「国際デー」の1つに「世界海の日」(6月8日)があります。ちなみに、「世界海の日」を含め、いわゆる「国際デー」は、年間に何日設定されているとお思いでしょうか。国際連合広報センターによると、1月27日「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」に始まり、12月20日「人間の連帯国際デー」まで、122日設定されています。ほぼ3日に1日の割合といえます。グローバル社会、グローバル教育と叫ばれて久しいのですが、このように「国際社会」が設定した「国際デー」については案外感心が薄いのはないでしょうか。122日ある国際デーのいわれや歴史的背景を学ぶことから、グローバル社会のあり方を学ぶことが始まりそうです。 

 さて、約1ヶ月後のWODに向けて、「ワールドオーシャンズデイ2015@湘南」の取り組みが始まっています。そのキャッチフレーズが「~世界の海の日を湘南で祝おう!~2015/6/6 10:00~13:00 会場:片瀬東浜ほか」というもの。お洒落なチラシもできました。陽光が春のそれから初夏のそれに変化する時期、ここ鵠沼海岸から、世界の海へエールを送ることは、湘南学園小学校が現在力を入れて取り組んでいる「エコスクール」活動の趣旨に合致し、ビーチクリーンやタツノオトシゴの人文字を作ったり、海の救世主と呼ばれる海草の”アマモ”を植えて「海の森づくり」をスタートするというものです。

 その昔、私も遠足で江ノ島に来たことを思い出しました。入り口の鳥居の両側には、お土産さんが並び、貝や木製の和舟のミニチュアなどとともに、ビンに入った「タツノオトシゴ」が陳列されていたのを覚えています。いま、このタツノオトシゴを呼び戻そうという取り組みとして、”アマモ”を植えて、水を綺麗にし、魚も元気よく泳ぎまわれる海の環境づくりに取り組もうというのです。

 湘南学園小学校のエコスクール2015の活動は、グリーンフラッグ継続認証獲得後、一段と活動を充実させてきています。

 初夏の頃となりますが、「WOD2015@湘南」の各種イベントにお子さま共々ご参加いただき、「海つながり」の1日を過されるのも環境を考える1つのきっかけになるのではないでしょうか。