江ノ島が、東京五輪セーリング会場に!

2015年6月19日

帆船やまゆり*1

江ノ島が、東京五輪セーリング会場に!
~湘南学園小学校 2020年への夢~

 IOC(国際オリンピック委員会)は、先日理事会を開催し、2020年東京五輪のセーリングを神奈川県・藤沢市の「江ノ島ヨットハーバー」で実施することを決定しました。約半世紀前の1964年10月に行われた第18回東京オリンピックの際には、開催に合わせて整備された日本初の競技用ヨットハーバーである江ノ島ヨットハーバーを中心にヨット競技が開催されたことはよく知られています。

 現在においても、江ノ島ヨットハーバーは全日本選手権が行われるなど、ヨット競技のメッカとして関係する皆様に親しまれています。湘南海岸を代表する名所旧跡の1つである江ノ島は、観光スポットであるのみならず、広くマリンスポーツを楽しむ方々にとって湘南で楽しむマリンレジャーを代表する地であるともいえましょう。

 さて前東京五輪の来賓用クルーザーとして活躍した帆船やまゆりも、ここ江ノ島ヨットハーバーに碇を下ろしています。やまゆり保存会の熱心な動態保存の取り組みも関係者を中心に、多面的な活動を通じて、幅広い方々の理解と支援を得て、2020年の東京オリンピックを目指し保存体制を整えられています。6年後、2020年東京五輪のセーリング江ノ島開催!という50有余年ぶりの快挙に地元藤沢市は沸き立っています。

 さて湘南学園小学校の子どもたちはこの朗報をどのように受け止めているのでしょうか。子どもたちからは、「外国のお客さんが来るので、どんなオモテナシができるか考える」「英語ボランティアをしたい」「江ノ島(藤沢)や鎌倉のことをもっと知り伝える」「湘南学園小学校で江ノ島オリンピックアイスをつくる」などなど夢は広がっていきます。

 いま湘南学園小学校が力を入れて進めているエコスクール委員会活動の一環として、ビーチクリーンやタツノオトシゴが生息するアマモ豊かな江ノ島の海にするための取り組みなど、足元からの国際基準の環境活動も、実は大きなオモテナシになるのではないかと考えています。2020年江ノ島五輪開催に向けたここ鵠沼からの取り組みをこれからも発信していきます。

*帆船やまゆりの保存活動は、「やまゆり倶楽部」ホームページで詳しく公開されています。あわせてご覧ください。

*1 画像はNPO法人帆船やまゆり保存会様よりご提供いただきました。