紫陽花の季節に

2015年6月26日

紫陽花の季節に
~湘南学園小学校の「あじさい」も見頃~

 梅雨の季節はうっとおしい日々が続き、気が晴れない時もままあります。そんな時には紫陽花の花がそうした重苦しい気持ちを一時でも忘れさせてくれます。世の中、ランキング流行ですが、「あじさいランキング」というなかに、その第一位として箱根登山鉄道あじさい電車、第二位としてあじさい寺として有名な鎌倉の名月院がランキングアップされていました。かつて私も第一位の箱根登山鉄道のそれを楽しむ機会を得たことがあります。箱根湯本から強羅までをスイッチバック方式でゆっくりと40分かけて上っていくあじさい電車は、急な勾配やカーブのなか、車窓に寄り添うように紫陽花が咲き乱れ、夜はライトアップ効果も手伝い、幻想的な雰囲気を漂わせる場面の連続であったように思い出します。

 梅雨空のなかの湘南学園小学校の子どもたちはどうでしょうか。言うまでもなく元気溌剌で、毎日梅雨の晴れ間縫って、水溜りの校庭などで工夫を凝らした様々な遊びに興じています。

 ここで、あじさいの花言葉について。いくつかあるようですがそのなかに、「一家団欒、家族の結びつき」を見つけることができました。あじさいを観察すると、確かに「結びつき」をイメージできる形態に見て取れます。そのひしめき合う様は、子どもたちの教室風景をイメージさせ、何とも温かさを感じられます。

 では湘南学園小学校のあじさいはどうでしょうか。新校舎1年生エリアには、1年生の作品としてのあじさいが、雨にこそ濡れてはいませんが、今を盛りにと咲き誇っています。紫、赤、黄と三色のあじさいは、雨のために外遊びができない子どもたちの気持ちをきっと和ませてくれていることでしょう。