いつくるかわからない、その日のために何度でも

2015年10月2日

いつくるかわからない、その日のために何度でも
~湘南学園全学防災避難訓練初実施~

 湘南学園小学校は、グーグルマップを開き北緯35°19′29″東経139°28′36″で検索いただくと藤沢市鵠沼松が岡4丁目1-32番地に所在することがお分かりでしょう。湘南学園小学校の地点は海抜6.6m、鵠沼海岸から直線にして約1.3km北に位置する歴史ある閑静な住宅地の一角にあります。

 東日本大震災後の2013(平成27)年度に藤沢市が作成した「津波ハザードマップ鵠沼」によりますと、予測される鵠沼海岸を襲う津波は最大10m以上(過去この地を襲った慶長型地震津波は9m以上)とされ、その津波は鵠沼海岸、鵠沼松が岡の市街地を越えて湘南学園小学校の南約300mほど手前には到達しますが、湘南学園小学校には及ばないとシミュレーションされています。むろん、このハザードマップはあくまでもシミュレーションであって、想定外のケースを十分考慮に入れる必要があるでしょう。

 今回初めて行う湘南学園全学防災避難訓練は、幼小中高を併せ持つ総合学園として、全学あげての行う初めての総合防災避難訓練となります。これまでは、それぞれに行ってきた防災避難訓練を、今回は湘南学園全学防災避難訓練の形態として行うことにより、幼稚園から高校までの各児童・生徒が協力・協同して自らの命を、集団の命を守るための訓練を行いました。

 「いつくるかわかない、その日のために何度でも」という言葉をしっかりかみ締め、東日本大震災の教訓を改めて学び、記憶しなおすこと。そして精一杯の防災避難訓練を行うことは、子どもたちの命と安全を守るという湘南学園小学校の最も大きな責務だと考えるのです。