湘南学園小学校の「芸術の秋」に

2015年10月9日

2年生

湘南学園小学校の「芸術の秋」に
~夢広がる子どもたちの豊かな表現力~

 
 いま湘南学園小学校の「芸術の秋」を楽しむには、絵画造形室前や多目的スペース兼廊下を歩かれると良いでしょう。そこかしこに、小さな、しかし、豊かな表現力溢れる子どもたちの作品を見つけることがことができます。湘南学園小学校の小さな「芸術の秋」の演出者である子どもたちの感性の響きが聞こえてくるようです。

 画像をご覧ください。目に留まったいくつかの作品をご紹介しましょう。
 

4年生

 はじめに、2年生の粘土の作品です。ペットボトルを粘土で包んで表現する「塔」は如何でしょうか。粘土を使って作品を作りたいという気持ちは多少荒削りなところもありますが、いまの気持ちを塔にこめて表現するとこんな感じになると作品は言いたそうです。

 続いて粘土つながりで4年生の粘土作品です。これは粘土を板状にしたものを組み立て、お菓子のお家風に仕上げたものです。キャンディーなどを配したり、煙突の先を粉砂糖をかけたように美味しそうに出来上がっています。この作品を制作した子どもの様子を図工専科のF先生にお聞きしたところ、それはお砂糖をつけた感じを出すために丁寧に粘り強く工夫を凝らしたもので、まだ完成品ではないとのことでした。製作者の子どもの想いが伝わってきます。

4年生

 次に4年生の模様版画。この配色の深さと模様の構成が語る奥深さに驚き、訴えてくるもののその先を考えたりもしました。

 最後に6年生の抽象画。これは図工専科のO先生からお聞きしたことです。はじめに抽象画をあまり見たことのない子どもたちに選りすぐりの抽象画をみせて説明をします。そして、数曲の音楽を聴いてもらい、イメージづくりをした上で、絵に落とし込んでいくそうです。

 最後になりますが、先日、神奈川私立小学校音楽会が神奈川県民ホールにて開催され、湘南学園小学校も参加しました。どの小学校の子どもたちも大変素晴らしい演奏や合唱を披露してくれ、参観された保護者の皆様や関係者に大きな感動を与えてくれました。

6年生

 私もその一人として、参観させていただきました。参加した湘南学園小学校の特徴は、5年生全体が参加する形態であること、2つの曲目をアカペラを交えて歌ったこと、指揮や伴奏をすべて子どもたち自身で行ったことなどを挙げることができます。湘南学園小学校らしさをアピールしてくれました。この先も湘南学園小学校の「芸術の秋」は続きます。