豊かな表現活動は研ぎ澄まされた感性から

2015年12月18日

豊かな表現活動は研ぎ澄まされた感性から
~湘南学園小学校の子どもたち~

 先ごろ神奈川新聞社主催の「第7回ジュニア短歌・俳句・川柳大賞」の受賞者が発表されました。(2015年12月10日朝刊)湘南学園小学校の子どもたちも日頃の取り組みから、応募させていただきました。さて結果は如何に? みつけました!

 

◇短歌部門 一席 6年生 Fさん

この中に僕に似た顔見つけたよ千一体の千手観音

 この短歌を詠んだFさんは、その背景を次のように語っています。

 「ぼくは、修学旅行で千手観音を見ていた時に自分の顔に似た顔がないか探していたら突然見つかってびっくりした時の気持ちを詠みました。」(「神奈川新聞」2015年12月10日朝刊)

 応募作品数が406点と最も多く、心豊かな目白押しの中、第一席に選んだ選者の武田弘之先生は、自分の顔と似た顔をよく見つけたこと、その時の「発見の喜びと信愛の気持ちがあふれています」と講評していただきました。なお、昨年も湘南学園の児童が一席を受賞しましたので、2年連続となりました。

 

◇短歌部門 佳作 6年生 Kさん

友だちとふたりでのったかんらんしゃながめたけしき心にのこる

 この短歌に選者の武田先生は、「ながめたけしき心にのこる」といういきいきとした下の句に、感心したといいます。

 このように、湘南学園小学校の幅広い表現活動が、こうした成果の背景にあることを改めて見直し、そのさらなる充実のために、環境を整えていくことの大事さを考えた次第です。
 
 *終業式後、来年1月7日まで子どもたちは冬期休業に入ります。校長日記の次回更新は1月15日となります。新しい年、2016年が皆様にとって良き年になりますように願っております。