「お茶」から学ぶ「茶道の道」

2016年5月18日

 5年生は家庭科の授業で「お茶の入れ方」を先週学びました。
ところが、お家に急須がない家庭、温かいお茶を飲まない家庭、お茶っ葉がない家庭もあるというのです。
そういえば、ペットボトルのお茶が主流となっているご家庭も多いのかもしれません。
 
 何人かの児童に

「お家で、お茶を入れて飲みますか。」

と、聞いてみたところ

「透き通ったガラスの容器に、茶こしでお茶を入れ、お湯を注いで飲むことはたまにあるよ。」

との返答がありました。
 
 そこで、本校の小学生が「お茶のお稽古」をしていることを思いだし、
近々お稽古場を覗いてみようと決めていました。

 水曜日の今日は、お茶に親しむPTAサークル「湘友会」の校内活動日。
設立時は「湘南 茶道の会」。
その後、PTAサークルに入ることになり茶道「湘友会」に名称を変え、立ち上げたのが金子宗貞(かねこ そうてい)先生はじめ保護者でした。
金子先生曰く、名称の意味は、“湘南学園・友だち・集まる会”とのことです。
 
 目的は、お母様方の交流の場として
「相互の交流をはじめ、お茶を習うだけでなく、道を究(きわ)めて一盌(ひとさら)を手にして感謝をし、意義のある活動を志す会」です。

「茶碗」「あつらえ」「お軸」は、季節によって品を変えることで、季節の先取りとして「季節を感じる」ことが出来るそうです。
 
 「茶道の道は、美的感覚が無いと…。」と、金子先生は言います。
私は美的感覚にあまり自信はありませんが、お茶を親しむ皆さまと同じ空間にいることで、美的感覚が養われていくように感じ、不思議な時間を過ごすことができました。
 
 湘友会の方々には、昨年度も小学校の学校行事「制作展」の時、韓国からの視察団23名が1月に小学校に来園した時、そして湘南学園中高の姉妹校であるオーストラリアのノックス校や中国の昆明(藤沢市の姉妹都市)から留学生が来た時の「歓迎茶会」で、お茶をたててくださいました。
 
 金子先生お得意の日本舞踊は、ノックス校の時だけとか…。
 
 毎週水曜日、8:30~14:00まで、小学校3階の和室・第2松が岡邸の2カ所でお稽古をしているので、幼稚園・小学校のお子さまを送ってからお迎えの時間まで「お稽古」してみるのも「豊かな学びの時間」となりそうです。