授業参観。本気で議論…その1

2016年6月11日

 今日の「親業」は如何でしたか?
 本日は全校参観日でした。
 
 いつもは、仕事優先になりがちなお父様・お母様も今日は何より我が子を優先し、「父業・母業」が出来たのではないでしょうか?
 
 小学生の子どもは、親を待っています。私もそうでした。仕事をさておき、おしゃれして参観に来てくれる母を自慢に、張り切って手を挙げたものです。父が来ると、ドキドキで、後から何かお小言を言われるのではないかと、背筋がピンと伸びたものでした。
 
 それにしても、今日の子ども達は嬉しそうで、朝から張り切っていました。朝、「登校指導をしながら一緒に来ました。」というお父様。

1年女の子「今日の参観日には、おじいちゃんも来てくれるよ。おばあちゃんは仕事だからね。」
2年女の子「今日はおしゃれして、ワンピースを着てきたよ。参観日だからね。」
5年男の子「いやだな、参観日。」
と、朝から今日の思いを教えてくれる子どももいました。
 
 時間になり、子ども達以上に保護者の皆様も嬉しそうに来園されました。やはり、学校はいいものです。
 我が子の担任の先生がどんな授業をしているのか…。
 授業中はどんな感じなのか…。
 気になるのは勿論です。
 
 授業が始まり、全クラスを見て回りました。子ども達は、親が来ているか、見てくれているのか、とにかく気になって仕方ないようでした。見つけたお母さんに、思わず手を振っている姿は小学生ならでは。今だけですね、中学・高校に入ると、そうはいきません。「来ないで」と、はっきり言われる場面もあるかもしれません。
 
 授業参観後の「引き渡し訓練」を終えて、お父様・お母様と一緒に手を繋いで帰る姿は、何とも微笑ましい貴重な時間でしょう。子どもは急に成長するわけではないので、ゆっくりゆっくり、その時々の積み重ねです。親として焦らず、先を見ながら(予想しながら)、今ここで親としてやるべき事、親業を積み重ねることが大切ではないでしょうか。
 日々、子ども達は吸収して育っています。
 
 この時期は、優先順位を何にするのか。その見極めが大事です。
 子どもにとっては、親の決めた順番は関係ないので、こういう時を大事に、共通の話題で話が出来ることが大切です。今日はお子様と同じ授業を受けたわけですから、本気で議論していただけたらと思います。