伝統のあるプール

2016年6月21日

 本校には、25メートル×10メートル、5コースの立派なプールがあります。3階の音楽室の隣、エレベーター前の位置です。
 
 プールと言えば、2つのことが浮かびます。
 1つ目として、ロサンゼルスオリンピックでの金メダリストである豊田久吉氏(峰島久吉)が、本校の中高に体育教師として赴任してきたことがきっかけで、当時の国井理事長が「それならば…」と、湘南学園にプールを寄付してくださったことです。ちなみに、国井さんのお孫様は教え子で、お嬢様は昨年度お友だちと小学校に遊びに来てくださいました。
 
 藤沢市内で一番最初に出来たプールが本校のプールで、今の小グラウンドの遊具が設置してある場所にありました。公立小の子どもたちにも使えるように、プール開放していた時期もあると聞いています。ちなみに、旧プールに設置してあったポールは、東京オリンピック(駒沢会場)で使用されたポールで、豊田先生(中高主事)が本校へ持ってきてくださったものです。

 2つ目は、新校舎建築の際に、プールを作るべきか、思い切って止めるべきか、かなり時間をかけて議論したことです。プールを作るとなると、費用がかなりかかるということ、屋上か屋内か…、どのくらい使用するか・・・など多くの論点がありました。日曜日の午前中に「近隣説明会」を開催して、広く意見を伺ったことも思い出します。一つひとつの議論の積み重ねの上に、今のプールがあるのです。

 他にも色々と記憶がよみがえってきますが、このくらいにしておきます。

 プールや水泳の授業というものは、非常にかけがえのないものです。子どもたちの健やかな成長のために、新校舎に新しくできたプールを今年も有効活用していきます。