「山の学校」前の保健指導 vol.3

2016年7月4日

 前回からの続きです。今回で最後となります。
 
 天久先生からの話を子どもたちは本当に真剣に聞いていました。
 
 からだの中の変化として、外性器と内性器についての話になると。
「内性器を見たことありますか?」の質問に「知らない…。」と答える子どもたち。

図を見せて、膀胱・性器の確認も行いました。立体的な模型を使っての射精の話や月経の話にも触れました。

後半は、男の子を学年主任の鈴木先生が、女の子を養護教諭の天久先生担当が担当し、それぞれ分かれて、より進んだ話をしました。

 男の子は、「性器は人に見せるものではない」から始まり、射精・夢精の話。女の子は、ナプキンの使い方と処理の仕方について話し、ポーチを配布しました。
 
 授業を終えた感想を、天久先生に聞くと、「女の子の方が実は色々知っていて、『おりものって何?』などの発言もあり、みんな真剣に聞いていました。」と。
 
 
 小学生の時期は、乳幼児期に次いで心身の発育・発達の著しい時期です。
 特に、中・高学年からは、第二次性徴や思春期への移行が始まり、子どもたちは、自らの心身の変化に戸惑う時期でもあります。発育・発達には「個人差」があり、他人と自分を比べることで、不安を感じたり悩みを抱える児童もこの時期多いのです。
 
 また、思春期特有の悩みは、その後の人生にも大きく影響するとも考えられています。
 思春期の身体の発達・発育について正しい知識を理解することで、不安を解消し、自他を尊重する態度を身につけることを期待しています。