明日は公開研究会

2016年11月4日

 明日は、公開研究会です。
 ご参会を予定されている皆様、お忙しい中ありがとうございます。
 

五感を使って「書く」「伝える」
(input → output)

 今年度の研究テーマは、「書く」ことです。
 2つの耳で聴き、2つの目で見て、1本のペン(鉛筆)で「書く」。このinputからoutputの過程は、意識的に自己と向き合うことを意味し、その過程において自分を主観的かつ客観的に見ることで、新たな自分に出逢うことがあります。それは、自己と社会との関係付けや価値付けを積み上げていく一つの機会にもなるでしょう。その繰り返しによって、一日一日が“より”充実したものになるはずです。
 

毎日「校長日記」を書き綴る
 この4月より校長に就任し、「信頼される学校づくり」を念頭に置いて、書くこと・伝えることに挑戦し、毎日「校長日記」を書き綴っています。自分への挑戦でもあり、宿題でもあります。
 書き綴ることで、一体何が見えてくるのだろうか。自分自身がどう変容するのだろうか。私への問いでもありました。今日までに120号の校長日記を書き綴り、見えてきたことは、「書くことは、己と向き合うこと。他者を理解しようと努力すること」でした。
 また書き続けることは、さらに自分に問うことであり、自分と深く向き合うことでした。『今が旬!』である話題に絞りこみ、五感をしっかり働かせ、その副産物として、一日を精一杯生きている自分に気づきました。今まで点でしか見えていなかったものが、線としてつながり、「豊かな学び」のプロセスが見えつつあると感じています。
 『続けることはスポーツでも何でも大変です』。諦めること・やめることはいつでもできます。書き続けることで、今とは違う景色が更に見えてくることを期待し、もう少し続けてみようと思います。
 

1歩前へ ~毛筆で 心を込めて 「書く」~
 「おはようございます」と、朝の挨拶をかわしていますが、一人ひとりに話しかけたい、もう一声かけたい、今伝えたい言葉がある、そんな想いから、朝から毛筆で書くこともあります。短い言葉にも魂を入れ、子どもたちへ響くように心を込めて、無の状態で丁寧に書きます。今、何を思うか? 今日はどういう日か? 早朝7時からを書く時間と決め、墨をすりながらジッと考え、短文のメッセージに想いを綴っていくのです。
 ポイントになる言葉があることもわかってきました。模造紙に書いたことを掲示し、目で見て、声にだして確認することで、子どもと同じ方向を向いている感覚を得ます。
 
 今回「書くこと」を研究テーマとして、全教員が日々努力を重ね、教育の資質向上に力を注いできました。明日の研究会が楽しみです。