「木枯らし1号」 ~温かいね。手袋・マフラ・そしてもう一つ~

2016年11月9日

 今朝のニュースで、「日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となり、関東地方では北よりの風が強まり、午前5時37分に最大瞬間風速15.5メートルの北北西の風を観測」とのこと。『木枯らし1号』のニュースに寒さ対策を考え、お子様を送り出したご家庭も多かったことでしょう。
 
 マフラーに手袋、そしてポケットにはホカロンの3点セット。

「今日は、寒いね~。」
と言いながら、身体を丸めて登校する児童がいる中、半袖で登校した6年生に思わず、

「風邪をひかないように、温かくしてよ。」
と、声を掛けました。マスクをして登校する児童も目立つ中、半袖の子どももいて驚きます。

 そして、
「ポケットから手を出して。」
と、何度も何度も伝えます。転んだ時に手がつけず、歯が欠けてしまう子が意外と多いからです。
 
 手袋の着用は子どもにとって大事なこと。

「手袋してきてね。」
と、今日もまた声を張り上げました。
 
 ピロティーで挨拶・握手・ジャンケンと色々なパターンを楽しみながら声がけをしている私に、

「校長先生は、風邪ひかないようにね。」
と、優しい言葉が沁みました。
 
「寒すぎて、気合いが入るよ。」
と言いながら、いつも一番にグラウンドに飛び出していく6年生。続いて、クラスを超えて、みんなで元気にグラウンドの隅でドッジボールをしている2年生。いつも2度目の朝の挨拶をしてからグラウンドに向かう3年生。友達とワイワイ楽しそうに出てくる5年生の女の子。だんだん小グラが賑わっていく頃には、寒さも少し和らいでいます。
 
 そんな中、今日は2年生の子どもが私の前で立ち止まってカバンを開けて、
「お手紙です」と。

 頂いたお手紙で心が温まっていく感じは、まるで氷が溶けていくようでした。手紙を握りしめていたので、挨拶の後半戦は声のトーンも高くなり力が湧いてきましたよ。
 
 また、今日は寒い中体育の授業を楽しむ子どもたちの姿を校長室から見ながら、「子どもは風の子」なんだなと思い、元気をもらいました。