まとめのテスト1日目~頑張る姿の波及効果~

2016年11月29日

 とうとう6年生の『まとめのテスト』当日を迎えました。まとめのテストは内部進学のデータにもなる大切なもので、いわゆる中学へ行くための関所のようなものです。今朝は、学校全体にどことなく緊張感が漂い、いつもとは違うように感じました。
 
 本番の今日、怪我をしてはいけないと朝から小グラウンドを眺めましたが、いつもの6年生の姿はありませんでした。後で担任の先生に伺うと、子どもたちは、資料集を片手に友達と問題を出し合ったりしながら教室で真剣に勉強をしていたとのことです。クラス中に勉強する雰囲気が漂い、今は勉強を頑張ろうという意気込みが6年生フロアから感じられます。そして、その姿勢が学校全体に波及しているように思います。
 
 社会の資料集を片手に登校する子どもたちに、
「危ないからしまいなさい。」
と、注意をする場面もありました。
 
「漢字と計算のテスト2つもあるけど、頑張るね。6年生も大事なテストなんでしょ。」
と爽やかに言いながら通り過ぎる1年生。
 
「お兄ちゃんが夜遅くまで勉強を頑張っています。テストもあるから“6年生 頑張れ!”と校長先生からメッセージを書いて欲しいな。」
と、言いに来る妹さん。
 
 他にも、
「お兄ちゃんがテストだから、家は大変。」
と、一言伝えに来てくれた妹さん。家族も張り詰めているのが想像できます。
 
 試験中の教室は、鉛筆の音だけが響き渡ります。

 国語と社会に全力を尽くした6年生、お疲れ様でした。テストが終わってから、足早に家路を急ぐ子どもたちの姿が印象的でした。あと一日、大変なことも楽しむくらいの気持ちで、明日の算数と理科も最善を尽くし頑張り抜いてほしいです。