2学期最後のクラブ活動

2016年12月9日

 6時間目は、今年最後のクラブ活動がありましたので、新校舎でやっているクラブを訪ねてみました。

 まずは、スポーツチャンバラ(通称スポチャン)から。ちょうど、団体戦が始まるところでした。二人の顧問の先生が、審判を務めます。子どもたちで作戦を立て、その後、試合開始。

T:「挨拶はしっかり。」
T:「構え!」「はじめ」「 まだ! 前見て」「面」「1本!」
T:「2本目構え」「面」「勝負あり」

 指導者の声が廊下に響きます。互いに真剣な顔、真剣な目。いつもの顔とはまるで別人。相手を睨むように見て、機敏な動き。静けさの中の緊張感は何とも言えないものがありました。

 どこか懐かしさを感じました。「組み手」のような感じですね。実は私、小学生の頃、武道が大好きで空手を習っていました。新人賞をいただき、2級の茶帯までいったことを覚えています。100名の男子の中に女の子は2名。思春期の恥じらいに負けてしまい、6年生で諦めてしまいましたが、その時のことが蘇ってきました。女の子もいい顔で勝負しています。「そこだ、行け」思わず、叫んでしまいそうでした。
 
 次に、家庭科クラブへ。「リースづくり」をしていました。細かく切った布を筒状に縫って、綿を入れていく作業。三つ編みにする作業。教員3人体制ですが、忙しいこと忙しいこと。

「先生!先生!」

と、引っ張りだこでした。

 今回作ったものは2月に開催される「制作展」に出展するそうです。どんなリースが出来るのか、楽しみにしています。
 

 理科クラブを覗いてみると、何か実験しています。ビーカーをかき回す姿は科学者みたい。どうやらスライム作りをしているようです。

「もっともっと、もっと早くかき混ぜるんだよ。」

と、メンバーが教え合っています。ここも楽しそうで、何とも良い雰囲気です。

「プヨプヨしていて、気持ちいいです。」
「スーパーボールみたいに跳ねるけど、柔らかいよ。先生、触っていいですよ。」
「色を付けたい人は、せんたくのりの所に絵の具を入れると良いよ。」
「ビーカーを湯煎しながらやると、早く溶けるよ。」

と、ポイントまで教えてもらいました。

 
 2階の廊下では、ダンスクラブが踊っています。

T:「おへその向きが違うよ。ストップ。この時の手はどっち?」
C:「前、前、ま-えのトントントン。タッタッタ。」
T:「そこのアクセントは? はっきりさせて!」
C:「外、外、そ-と。中 中 な-か。」

曲に合わせて、指先まで揃え、膝を使って一つの作品を創り出そうとしています。お互いに協力しながら練習をしている姿がとても印象的でした。
 
 クラブの時間は楽しそうで、みんなキラキラして素敵でした。楽しいこと、好きなことは頑張れますね。