読み聞かせ ~耳を澄ます1年生~

2016年12月15日

 5時間目のお父さま・お母さまからの「読み聞かせ」が始まると、どのクラスの子どもたちもピタッと私語もなく、耳を澄まして話に引き込まれていました。7月の読み聞かせの時より、子どもたちの集中力が明らかに増していることに気づきました。話に引き込まれる子、視線がぶれない子、長い読み聞かせの時間もしっかり聞ける子が増えています。
 
 今日は、クリスマスに関係するお話も多く、

「サンタさんにお願いしたかな?」
「サンタさん、プレゼント締め切っていないかい?」
と聞かれると、

「サンタさんに頼まなくっちゃ。忘れていた…。」
と、子どもたちの慌てた反応もあり、思わず笑いが起こる場面もありました。話の最後は、

「サンタさんから、楽しいプレゼントをもらってね…。」
でしめくくり。そろそろ、サンタへのお願いの声が届く頃ですね。また、お正月の話、おせち料理、十二支の話など、この時期に伝えたいこともじわじわ浸透しているようで、タイムリーな企画でした。
 
 今日の読み聞かせは、以下の本でした。
・「いつもいっしょに」
・「にんじゃサンタ」
・「サンタさんのいたずらっこリスト」
・「となかいからのプレゼント」
・「かいじゅうたちのいるところ」
・「ペンギンたいしょう」
・「おもちのきもち」
・「まぁ たいへん」
・「てんのくぎをうちにいったはりっこ」
 
 今日は、私もどっぷりとお話の中に引き込まれる嬉しさを体験しました。お母さまお父さまと、読み手の順番が変わると雰囲気も変わるので、小さな変化を楽しみながらも短時間集中型の楽しい時間となっていました。同じ話題でみんなでゲラゲラ。「笑いを共有する時間」って楽しいですね。楽しみの共有化は、人間関係にとっても大切だぁって思いました。また、話がわかっていても何度も見たり聞いたりするのも楽しいと子どもが教えてくれました。
 
 今日は、読み聞かせの途中で立ち止まり、子どもたちと対話しながら読み深める方もいました。途中下車で立ち寄りながら考えたり、深めたり…。本を見せて、題名と表題から「どんなお話だと思う?」と想像させてからスタートしたり。グイグイ保護者の皆様に引っ張られていく感じがしました。お忙しい中、子どもたちのためにありがとうございました。また、できる時にお願いします。お家でも是非読んであげてください。
 
 2学期の普通授業も明日までです。明日は、校外授業で「江ノ島水族館」へ行く1年生にとっては、今日が2学期最後の授業「読み聞かせ」の日でした。

 「今日は、読み聞かせ。明日は江の島水族館。楽しいこといっぱい。」
と、教えてくれる子どもも大勢いました。楽しみが続きますね。