危機管理 ~今年6回目の防災訓練~

2017年1月13日

 管理職となり、今日一日の児童の安全を願って勤務しています。学校において、いつ、なにが起きても速やかに対応できるようにしておくのが学校における危機管理体制です。備えあれば慌てることなく活力ある学校教育活動を営むことができます。
 
 今年は防災部を中心にして、地震発生対策として「机の下に潜る」訓練を年間通して行うことを定着させています。3学期が始まって4日目の今日は、災害が起きたとき「まず自身の安全を確保する」ための判断ができることを目的に、素早く正確に行う防災訓練を実施しました。
 
 朝のHR時、8時45分。カセットONで地震イメージ音が流れ、地震の発生を校内放送し、机の下に潜る訓練が行われました(津波の心配なし)。続いて、緊急速報も流れ、本番さながらです。いつもとは違う緊張感が漂っていることを感じたのは私だけではなかったはずです。

『訓練・訓練。只今地震が発生しています。机の下に潜りなさい。外にいる人は、安全な場所に避難してください。…』
と、緊急全校放送が流れます。一瞬のことですが、真剣ですから、時間が止まっている感じがしました。
 
-教室内- <放送で確認>
①一時避難。机の下などに身を寄せ、机の脚を押さえて(対角に持つ)揺れがおさまるのを待たせる。
②火の始末・避難口の確保。(出入り口・非常口・窓は開ける。)
③室内の電灯を消す。電化製品のコンセントは抜く。
 
-屋外-
①ガラス窓などの近くは避け、建物から離れた安全な場所で待機する。
②座らせて待たせる。
 
など、事前に確認はしているものの“寸時の判断”が必要です。
 続いて、

『地震はおさまりました。只今校舎内の安全点検をしています。皆さんは避難準備のために防災頭巾をかぶってください。』
と、防災頭巾を速やかに被る練習もしました。

『校舎内の安全が確認されました。津波警報も発令されておりません。これで、地震の防災訓練を終わります。』

このアナウンスで訓練は終了。

 続いて、全クラスでの「振り返り」の時間を持ちました。ポイントは3点。

①机の下に潜る訓練では、話をしないで速やかに、安全に潜れたか? 
②緊急放送を静かに聞けたか? 
③災害(地震)時に、どのような行動をとり、どのように身の安全を確保したらよいかが分かったか?
 
 地震の場合、避難口確保。ドアを開ける。電気を消す。避難袋持ち出し。など、身体に染み込ませておく必要があります。前回は火事発生、そして今回は地震。色々なパターンでの経験が大事と片田敏孝教授から学びました。
 
 今年度6回目の抜き打ち防災訓練はどうだったのか。教職員もしっかり検証し、7回目の来月の訓練に生かしていきます。