「創作」という表現で見えてくる子どもたちの世界

2017年1月26日

 「真剣に創作に打ち込んだ子どもたちの作品」は、生き生きと輝き、観る人を真剣に向き合わせる力を持っています。
 毎年2月、本校の子どもたちが図工や家庭科の時間に制作・創作した作品を展示し、さまざまな方に見ていただく『制作展』が今年も2月18日(土)・19日(日)に開催されます。1年生の純粋な作品から6年生の頼もしい作品まで見所いっぱいです。
 
 週2時間の図工の時間を楽しみにしている子も多く、絵を描いたり、ものを作ったりすることで、自分の見たこと・感じたこと・考えたことなどを「色」や「形」で表現しています。
 
 言葉で伝わらないことが、絵画や彫刻で伝わることもあるかもしれません。私たちは「言葉」以外にもこんなにすてきな表現方法を持って、のびのびと創作活動に打ち込んでいます。1年生から6年生まで、さまざまなテーマに沿って表現される創作作品は、子どもたちにとって「自分の世界観をあらわす言葉のひとつとなっている」ようです。

 それは、勉強やスポーツなどで上手く表現のできない何かであったり、感情や心の内側の何かであったり、その何かを表す・見える化するための手段の一つが図工で学ぶ「創作活動」なのだと考えます。

 工夫したところ、失敗したところも踏まえて、子どもたちには、ものを創り出す喜びや難しさも学びながら、「表現することを楽しんでほしい」と思っています。