「じっくり取り組む子」~制作展に向けて① 

2017年2月14日

 制作展まであと4日。お手製の日めくりカレンダーを1枚はがし、いよいよ迫ってきた感があります。
 
<朝>
 朝は、玄関から入った子どもたちに呼ばれ、大騒ぎ。

「先生、窓ガラスが作品になっているよ。」
「どこの学年が作ったのかな。綺麗だね。」
と、2年生が呼びに来てくれました。続けて1年生も、

「きれい。」
「すごい。」
「いつの間に?」
と玄関の中が作品展示場所となり、通学カバンを背負ったままじっくり鑑賞している子が目立ちました。朝からいい時間でした。ゆったりした気持ちになって、今朝はスタートしました。
 
<中休み・昼休み>
 休み時間ですが、造形室は賑わっています。休み時間返上で、40名近い子どもたちが入れ替わり立ち替わりやってきます。「作品づくり」という同じ目標に向かって、夢中になっています。自ら足を運ぶ子。担任の先生に連れてきてもらう子。とそれぞれですが、完成に向けて、気持ちは同じ方向を向いています。
 
 黙々と仕上げる子。丁寧に色を付ける子。机の下に座り込んで、のこぎりを使っている子。やすりで仕上げている子。1つの教室の中でも色々な作業スタイルが見られます。
 
 トンカチの音とノコギリの音が響く中、話し声が聞こえました。
C:「先生、完成しました。」
T:「おめでとうございます。」

C:「終わりそう?」
C:「なんとか…。」
T:「完成させましょう。」
お友達が来て、肩をポンポンと叩いてくれる子もいました。

 そんな声を聞きながらも一心不乱で自分の世界に浸り、作品と向き合う子。いい時間でした。

 今日のイングリッシュランチも気になりましたが、昼ご飯を食べるなり駆けつける子どもの横にいようと思いました。じっくり丁寧に、そして真剣に取り組む子どもたちの世界を、ちょっと覗いて、お裾分け気分です。