まとめのテスト ~団体戦~

2017年11月28日

 今日は、内部進学の基礎的な資料となる「まとめのテスト2回目」がありました。

私は、先週からカウントダウンの日めくりカレンダーにメッセージを毎日書き込んで、6年生にエールを送り続けました。6年生のみんなと先生方が頑張っていると思うと、一日一日の過ごし方がとても貴重で、温かく応援したい気持ちになったからです。

 6年生だけでなく、1年生から5年生まで足を止めて読んでくれる姿をみると、全校みんなで6年生を応援している気分になりました。私に近寄ってきて「お兄ちゃん、勉強頑張っているよ」と、そっと伝えてくれる妹さんもいました。忘れ物を届けに来てくれる保護者もいたりと、家族みんなで応援している様子が私には伝わっていました。一人でなく、みんなで目標に向かって頑張っていること。まさに団体戦で、孤独ではないことを6年生に伝えたいと思いました。

 ですから今朝は、いつもより大きな声で「おはようございます」と、子どもたちに呼びかけ、特に6年生の顔をしっかり見ながら挨拶をしました。

いつもギリギリに登校する子が、今日は20分早めに登校しましたので、
「○○君、おはようございます。偉いよ。」
と伝えると、私の所に近寄ってきて挨拶してくれました。「頑張るよ」と私が思わず叫ぶと、振り返りながらニコッと笑って、足早に駆けていきました。

「先生、おはようございます」といつも以上に深々挨拶をしてくれた6年生。
「先生、1回目より頑張るよ」「5年生は1年後だね」など、想いを伝えてくれた6年生や頷いて通り過ぎた子もいました。

 今、試験会場では、6年生全員が真剣に取り組んでいます。
色々あっての今ですが、この子どもたちを1年生の時から見てきたので、ここまで成長したんだな、と感慨深いものがありました。テストを通して、一人ひとりの成長を大きく感じ目に焼き付けました。
「今」だけに翻弄されることなく、先を見て「育てる」ことの大事さも噛みしめました。
丁寧に繰り返したり、わかりやすく教えてあげることで不安が「安心に変わる」ように、まだまだできることもありそうです。

 6年生のテスト1日目が終わり、休み時間になりました。他学年はグラウンドに元気に飛び出してきます。静かに取り組む6年生に対して、1から5年生のエネルギーが眩しいほど目に飛び込んできました。仲間がいるということ。ともに一歩前に進むということ。まさに団体戦です。

今日(国語・社会)、明日(算数・理科)の2日間で行われます。