ミャンマーのゴミ問題 ~5年生家庭科~

2017年12月15日

 ミャンマーとスマホでテレビ電話(line)の通信をしました。

 先週の家庭科で「整理整頓をしよう」に取り組み、その中で、自分の机の中やロッカーの中を片付けるには手順がある事を学び、実際に片付けてみました。そして今週は、「地球上の他の国のゴミ問題を一緒に考えてみよう」と題し、発展途上国の「ミャンマーのゴミ問題」に触れることで、他国を知る機会としました。通信の前に子どもたちには事前にミャンマーの写真を見てもらい、現状を知り、その上で現地の方に質問をしていく授業です。
 
 初めに、国際NGO団体である「オイスカ」の活動を紹介。ミャンマーにいる日本人から送られてきた写真を拡大して黒板全体に貼り、「この写真はね…」と、家庭科の先生から丁寧に話が続きます。

 ロンジーという民族衣装の紹介。子どもの森計画。ひよこ豆の収穫場面では、各国で気候も違うので、どうすればひよこ豆が育つかについて、現地の人と一緒に労働をしながら教え、自分たちの畑でも実践出来るように農村開発の指導をしているとのことです。環境のワークキャンプの様子も紹介されました。世界各地の支部に日本のスタッフがいるので、農作物の指導・植林の大切さを現地の子どもたちに教え、スタッフもともに植林をするそうです。


 次に、「村の暮らし」についての紹介。村の学校に通う子どもたちの様子や授業も見ました。
 続いて「道路・水道・トイレ・電気の現状」。夜は、電気が届かないこともあるので、ローソクの灯りで夕飯をいただくこと。今は停電が少なくなったそうですが、知らないことばかりです。洗面所の写真では、タライに水を溜めて行水状態。勿論、水を飲むことはできないので、買っているそうです。

 お店の食事はワンプレート150円程度。ミャンマーのもち米を蒸したものに豆が入ったもの(日本で言うと赤飯同様)は、お祝い時に食べるそうです。

 「職業訓練」の場面では、人材育成の例として、ミシンで縫うことがお金を稼ぐことに繋がるということを伝えたり、学校を作ったりもするそうです。
 
 5年生が現地の方と通信をするにあたっては、まず質問することを考え、絞っていきながら決めたそうです。ミャンマーの日本人スタッフとは日本語が使えるので、話も弾みました。

【感想】
●これから、ミャンマー以外でも世界的にゴミのことを考え、日本などの先進国がリーダーシップをとっていき、「ゴミ問題」を解決していくことが大事だと思った。

●ぼくたちがくらしている日本が凄いと思った。ミャンマーには電気すらあまり通っていないのに比べると、日本は夜も明るく綺麗であることを知った。ミャンマーのような国があることに少しおどろいた。

●世界にミャンマーみたいなだけではないと思うので、世界でおこっているゴミ問題の解決をしえんしたいです。

●日本では当たり前のことでも他の国では当たり前でないことを学びました。あらためて日本がめぐまれていることを実感しました。

●ゴミ問題でこまっているところは、ミャンマーだけではないと思うので、世界でおこっているゴミ問題の解決をしえんしたいです。

●今日の授業は楽しかったです。ミャンマーのことがよくわかりました。また、こういう授業がやりたいです。

●こんな「いいゴミの授業」楽しかった。