湘南学園PTAてらこや

2018年3月5日

PTA活動70周年の今年度の最後の企画として、P保護者とT教員で語り学ぶ「参加型懇談会」「湘南学園PTAてらこや」が午後(13:00~16:00)開催されました。

親の関心が高く、「親が今知りたいこと」を絞りこんだところ、
「ICT  :ICT教育って?」
「思春期:学園の子どもたちの心は?」
「防災 :非常食って?」
「学力 :学力ってどう伸ばす?」

上記4項目をテーマとして掲げたと、近藤PTA会長が話してくださいました。

・子どもの「やる気スイッチ」はどこだろう。
・学園カラーの「卒業生の生の声」を知りたい。
・学校の様子をもっと理解したい。
・思春期の子どもとどのように話して良いのかわからないので、保健室の先生よりヒントを頂き、子どもと向き合ってみたい。
など、親の想いや悩みから、

・ICT…小学校・中高注目のこれからの学びについてと体験
・思春期…学園保健室・養護教員から見た思春期の子どもたち
・防災…災害時のアイディア溢れる簡単な非常食づくりと実食
・学力…教員の生の声と卒業生の実体験をもとに熱く語りあう場
と、具体的に決まったようです。

「防災」では、備蓄品がどのような食に変化するのか?と、防災食を利用したメニューやレシピの紹介が行われ、3時の休憩おやつタイムには、大勢の人で防災コーナーが賑わっていました。防災食が消費期限切れになる前の一工夫に気づかされ、お家にある備蓄品がこんなに美味しくいただけることもわかりました。
「学力」では、
「どのようにスイッチを入れたら、勉強するようになるか?」と、学園カラーの4名の卒業生の話を、親や教師が聞いて学ぶというものでした。私は教え子が話すということもあって「学力」に参加しました。やる気スイッチについては、「好きこそものの上手なれ」「多様性を認めてあげる教育も必要」などの話がありました。

学ぶ原動力として、
・何か一つ好きになると、その科目が伸びる。
・周りが褒めてくれたことで自信がついて、楽しく勉強ができたこと。
・「勉強は楽しいもの」と気づくこと、成績が上がっていくことで楽しかった。
・何か一つでも好きなことがあれば、そこから広がっていく。
・テストのためだけで勉強したことは抜けやすい。好きなこと好きなものを自分の楽しさ・やりがいとする。
・勉強のその先をみて、温かくみていただきたい。

スイッチとは、
・「主体性」。強制的な環境では難しい。
・主体的に学べる仕掛けを、教員側が用意。

親から言われて励まされた言葉・残念な言葉
○任せてくれたことが嬉しかった。
○得意なことを純粋に褒めてくれた。
○「疲れていない?」などの細かい気遣いをしてくれた。
○良い所が見えるメガネを付けて褒めてあげるといい。
×「受験生でしょう?」と言われると、「分かっている」と答えることになる。
自分が一番受験生だと分かっているので、受験生と言われたくない。
×「勉強しなさい」強制。
×「喝」。親からの「喝」で、やる気になることはない。
×親から「こうしなさい」と言われると、キレやすくなってしまう。

「もっと面白い大人に出会いたかった。」「感受性豊かな大人・パワフルな大人に出会いたかった。」という話も出ました。

ICTでは、講師の先生を招いて、親子で楽しむ姿も見ることが出来ました。

PTAの皆様、本日は貴重な講座の企画をありがとうございました。