東日本大震災から7年目 ~人生の先輩から学ぶ3つ~

2018年3月12日

 7年前の3月11日14時46分。「東日本大震災」が起こり、地震と津波により多くの方が犠牲になりました。震災の影響で亡くなった人は、この7年間で増えて22,081名とのことです。昨日は7年前のその日その時のこと、この7年間をどう生き抜いてきたかなど、テレビやラジオで放映(放送)していました。
 
 その中で、ラジオから流れた92歳のおばあちゃんの話が強烈に頭に残ったので、子どもたちに私から朝の放送で伝えました。震災・津波を3回経験しても生き抜いている92歳のおばあちゃんが、幼い時から、お母さんからいつも言われていた話というのです。
 
 いつ起きるか分からない災害に対して、防災教育で大事なことが3つ。皆さんに伝えたいことが「3つ」あるとのことでした。

1つ。夜寝る前に、明日着る服を枕元に必ず置いておくこと。夜中に災害が起きても大丈夫なように。

2つ。ご飯は、食べれる時にしっかり食べておくこと。朝昼晩の食事は規則正しく、しっかり食べること。

3つ。逃げる時は靴ではなく長靴の方が良いこと。

というお話でした。92年間生き抜いてきて、これからの人たちに伝えたいと、ラジオで語ってくださいました。
 
 多くの死者・犠牲者を出した東日本大震災7周年追悼式の昨日(3月11日)は日曜日で学校はお休みでしたから、本日は哀悼の意を表するために黙祷(もくとう)を捧げました。「目を閉じて、亡くなった方を静かに祈ることを黙祷といいます」と説明し、1分間の黙祷をしてから、朝のHRを行いました。
 
 皆さんにお伝えした後、心が落ち着きました。
 普通の生活がどれほど幸せなことか。
 風化させてはいけない。
 亡くなった人のことを忘れてはいけない。
 語り継ぐことの大切さをあらためて感じております。