大相撲 学校訪問 ~相撲体験から学ぶ~

2018年4月12日

 錣山親方(しころやま)と「寺尾(てらお)」、「彩(いろどり)」、「葵(あおい)」関の3力士が本校に来園されました。

 2018年度の今年は、改めて「日本の伝統を知る年」としたいと、日本の伝統を若い世代に伝えていくことを決意しております。ですからその第1弾として、お相撲さんに来ていただきたいと念じていたところ、見事通じました。関係者の皆様の尽力に大変感謝しております。

 14日(土)から秋葉台体育館にて行われる大相撲藤沢場所の前に、子どもたちに『相撲を身近に感じ、将来にわたって相撲ファンになってくれる人が一人でも増えればいい』という思いで、湘南学園小学校に来たと錣山親方が話してくださいました。
 本校に錣山部屋から力士が来ていただくのは2回目。4年前にも来校され、その時は春休みだったので、親子の希望者と女優の小山明子さん(元保護者)、近所の方々にも来ていただいたことを思い出します。

 本日の第1弾は、全校児童に相撲を紹介したいことから「おはようタイム」で力士とご対面。
錣山親方からのお話。力士3名の紹介、最上勧進元様からのお話を頂きました。錣山親方からは一言。「『ありがとう』を言おう」と、「ありがとうの大切さ」を教えていただきました。最上勧進元様からも「明日の夕方から、藤沢場所に200名の関係者がバス10台で来ますよ」との話で会場がどよめきました。これから藤沢場所(秋葉台体育館)周辺は盛り上がりそうです。マネージャー様からは「声を出す」ことの大切さ。「礼で始まり礼に終わる」ことを、粘り強く何度も教えていただきました。

 第2弾は、身体を動かしての相撲体験。土俵を囲んで、学年ごと(1・2・5年)に力士と取り組みの時間を持ちました。力士一人に1年生5名での取り組みから始まり、2年生も挑戦。一人で挑む人には、会場が一丸となり、手拍子・コール・声援が湧き起こります。しかし力士はびくともしません。強い強い。二人の子どもが作戦を立てて挑んだり、子どもたちもあの手この手で、回り込んだりしながら挑戦していました。時折、力士がオーバーに転んでくれると、会場中は大盛り上がり。最後に先生方・教頭先生も挑戦し、大いに会場を盛り上げてくれました。

第3弾は、質問タイム。
 柔軟をして、身体の柔らかさを披露してくださいました。足を広げて、ぺたんとお腹が前に付いたとたん「ワァ-」と歓声が上がりました。質問としては、
 ・稽古はどうですか?「つらいです」
 ・稽古の後に楽しいことは何ですか?「昼寝ができること」…他 
 ・なんでまわしだけで闘うのですか? 「神事なので、まわしの他には何も持っていないよ」
 ・いつからお相撲さんになりたいと思いましたか?「小学2年生」「小学4年生」という返答もありました。

授業後に感想を聞いて見ました。
・おすもうさんが大きくてビックリした。(1年生)
・お相撲をとっている時は「こわい」と思ったけど、優しかったし、面白いお相撲さんもいた。(2年生)
・あんなに身体が柔らかいとは驚いた。足を開いてお腹が前についていた。バレエを習っている人と同じ柔らかさでした。
・頑張ったんだけど、負けちゃいました。倒れないように粘りました。(5年生)
・筋肉が凄くて驚きました。(先生)
 今回は、男の子の元気さが光るイベント「相撲から学ぶ」授業と思っていましたが、女の子も女の先生も勝負するなど、「気合い」は負けてはいませんでした。
錣山親方が「湘南の子どもたちは元気ですね」と、最後におっしゃっていました。
日本の伝統大相撲から学ぶ、心に残る1ページとなったようです。