「今日一日の努力」~小さな手~

2018年4月26日

校長日記 4月の教え2つ。~錣山親方(元寺尾)より~
●「『ありがとう』という言葉を大きな声で言うこと」
●「今日一日の努力」

 4月12日に錣山(しころやま)親方と力士3名が本校に来園された際、親方から色紙をいただきました。いざ校長室に飾ると、「ことばの重み」がずっしり心に響いてきます。思わず半分隠しました。

 清々しい4月。いろいろな環境の変化があった4月でしたが、学校に来るのはあと1日です。新しいクラスで授業に向かい、仲間づくりにも五感を働かせ、今までの自分とは「さよなら」をして、殻を破っての新学期。決意している子どもたちに、エールを送り続けた4月でした。

★「小さな1年生」 作:6年生男の子
 ぼくは、この学校が始まって、1年生とのパートナーと手をつないだ時、こんな気持ちでした。「本当に自分は6年生として、この小さな1年生と入場できるのか?」ふと横を見ると、きんちょうして泣きそうだった1年生を出来るだけはげまして、少しでもきんちょうがなくなるようにと思い、「大丈夫だよ」というと、1年生は少しホッとした感じで、いっしょに入場するとたくさんの人がはくしゅで迎えてくれました。退場の時、「よくがんばったね!」と言ったら、1年生は笑ってくれて自分もほっとした気持ちになりました。
 次の日1年生の世話の日でした。ぼくは体操着を忘れてしまいました。1年生にみっともない姿を見せてしまい心が痛かったです。けれど1年生が折り紙で遊んでいるのを見ていたらついつい自分もむきになって遊んでしまって体操着のことを忘れるくらい楽しくなってきました。しかし、1年生の教室をはなれると本当にしっかりした6年生になれたのかとっても今でも心配です。ぼくはそうなれるように、6年生らしい行動をしていきたいです。

◆6年生の先生より
 始業式から休み時間のほとんどを1年生と過ごしていた6年生がたくさんいます。
入学式を準備し、1年生の手を握りしめた日から20日間。本当は先週で公式の1年生のお手伝いは終わりの予定でしたが、もう一回りお願いしたいという1年生の先生方からの要望を快諾することにしたとのことです。終わるころには、交歓会を終え、ゴールデンウィーク明けになりますが、それまで学校のことをしっかり教えてあげて、そして交友を深めてほしいなぁ、と思います。
 6年生になってから2、3日した時に書いてもらった作文です。気持ちや考えを言葉にしていくのが、上手くなっています。

 今朝は、海岸に残っていた忘れ物が持ち主に届くような試みをしたところ、40分でほとんどなくなり、あと少し残りました。名前があれば、届いたのに。