メディアセンター ~立ち寄れる居場所~

2018年6月6日

 今朝は雨。5年生の田植えも延期され、何となく元気のない始まりでした。そんな中、メディアセンターが朝から賑わっています。今週から、メディアセンターに先生(司書教諭)がもう一人加わり、子どもたちに声掛けやアドバイスをしてくれることになりました。

そこで先生に質問をしてみました。

【Q1】湘南の子どもたちについて?
 今日も朝から人がたくさんいて驚きました。あれだけ多くの子たちが、「居場所としての空間」を求めています。わざわざ行く場所ではなく「いつも立ち寄れる場所」。学校図書館はそういう場所を求められています。
 2日過ごしての感想は「とにかく明るくて人なつっこい子が多いですね」「元気に挨拶してくれる声が返ってくるのがうれしいです」「先生から声掛けをすると、恥ずかしくて黙ってしまう子もいる中で、自分の欲すること、どうしたいかを言葉で伝えてくれる子が多いなぁ」と思います。

【Q2】メディアセンターの感想は?
 図書館は、朝から放課後まで、自由に出入りできる大事な空間です。学校の中心に図書館があることが素晴らしい。図書館が隅に追いやられている学校もある中で、「入りやすい環境と入りやすい雰囲気が大事」ですから、本校はメディアセンターが身近な存在・いい空間になっています。学校生活の中で、近くにありますね。

【Q3】気づいたことは?
 借りにくる子は、低学年(1年生)が多いです。この時期は、本を借りることでお兄さんお姉さんになった気持ちになるのです。
 メディアセンターは、リフレッシュできる場所。隠れ家を求め、隙間を自分の空間として楽しめる場所なのです。高学年の男の子は、
おじいちゃん達が日向ぼっこで充電するように、エネルギーをためる場所でもあるようです。

【Q4】どんな本を読んでいますか?
 絵本から、読み物まで、いろいろな本を読んでいますね。男の子には「昆虫・動物・恐竜など」が人気、女の子は「読み物」を読む子が多いですね。高学年では「人生訓」。友達付き合いをどうすればよいのか、なども読んでいます。

【Q5】伝えたいことは?
 とにかく来てください。来てくれた子には、本を紹介できますし、コミュニケーションを図り知的好奇心を伸ばすなど「新しい発見がある」と思います。
 今の子は忙しいので、大事にしてあげたいですね。居心地の良い「一人の空間も必要」な時もあります。棚の間に入って本を読んでいる子が結構います。本との出会い。一つ見つけられればいいですね。

【Q6】先生のお気に入りは?
 カウンター。全体が見渡せるいい場所であることを教えていただきました。早速、写真で紹介します。

 質問することも楽しい時間でした。「ホッとする居場所」が学校の中にあることは大事なことです。毎朝、満員電車で登校してくる子どもたちの顔が浮かんできました。「子どもも大変だなぁ」と思うことも多々見ていますので、明日も「おはようございます」の一言で、いいスタートになるように応援します。「早寝・早起き・朝ごはん」でリズムよく。