七夕② ~夢・願い・目標~

2018年7月6日

 一昨日の湘友会のテーマは「七夕」。お茶をいただきながら、菓子器はクリスタル四方盆、軸は「行到水窮處」(ゆきてはいたるみずのきわまるところ)。茶碗のガラス蟹、茄子、風船かずら、露芝と主菓子「七夕(短棚)」に夏を感じて、ホッとするいい時間を過ごしました。
 全国には、くす玉や吹き流しの飾りをつけた大竹を道路に並べて「七夕まつり」をしている都市や商店街もあります。平塚や宮城県仙台市の七夕はとくに有名で、毎年楽しみにしている人も多いことが、子どもたちの日記からもわかります。

 短冊には、もとは梶(かじ)クワ科の植物の葉が使われていました。うたに歌われている「五色(ごしき)の短冊」とは、中国の五行説(世界の成り立ちをあらわす考え方)からきており、5つの色は、自然界の「木、火、土、金、水」をあらわしています。メディアセンターの短冊に書かれた子どもたちの短冊には、「夢」「願い」「目標」が書かれていました。

★パイロットか電車の仕事につけますように★ 
★おいしゃさんになれていろいろな人をたすけられますように★ 
★ピアノがじょうずになりますように★ 
★きょうりゅうはかせになれますように★(数名) 
★今年のテストは100てんとれますように★ 
★ぷうるをがんばりたいです。そしてみんなとなかよくなれますように★ 
★英検2級が受かりますように★ 
★絵がうまくなりますように★ 

★北海道大学にはいれますように★ 
★〇〇とけっこんできますように★
 
★パパとママがいつもしあわせなりますように★ 
★パパとママがけんかをしませんように★ 
★妹が生まれますように★ 
★弟か妹ができますように★ 
 
 竹はまっすぐに伸び、しなやかで強い竹。その姿に、昔の日本人は神聖なものを感じたのでしょうか。8日には「七夕送り(たなばたおくり)」といって、笹竹飾りは8日に海や川に流されたそうですが、今ではあまり見られないですね。
 子どもたちの願いが届きますように。
 
 5時間目に2年生の学習発表会「スイミー」がありました。子どもらしい元気さと発想力に驚くとともに、「自分の持ち場」をしっかり守りながらも仲間とともに演じる姿、堂々として大活躍でした。
素晴らしかったです。