6年生 修学旅行 vol.2 (2014年度)

2014年6月10日

 新横浜に6年生が集合し新幹線に乗り込みました。今年は、すでに梅雨入りを迎え雨が心配されますが、出発の朝は過ごしやすい天候に恵まれました。4日間、降雨なく過ごせることを願っています。京都駅に到着後、バスで奈良に移動しました。石舞台古墳より見学がスタートです。

 この日まで事前学習に一生懸命取り組んできた子どもたち。横浜見学ではグループとして活動の計画を立てたり、見学して報告書にまとめるという経験をしました。鎌倉では鎌倉の大仏を実際に見たり、極楽寺のご住職からお話を聞くことができました。

 日本の歴史は、奈良京都と鎌倉が長い間にわたって中心でした。天皇を中心とした都があった場所として、武家政権の行政の中心だった幕府がおかれた場所として、日本の文化が形作られた場所として、現代の日本に残っています。これらの場所に実際に行って、歴史について有意義に学んできます。

 石舞台古墳は、奈良県明日香村にある古墳で、蘇我馬子の墓という説が有力です。石舞台古墳とこの後に訪れた飛鳥寺では、橿原の地元ガイドの方より詳しい説明を聞きながら見学しました。森に囲まれた落ち着いた雰囲気の中に、大きな石が積み木のように重なってある光景を前に、子どもたちは「おおーっ!」と驚いていました。ガイドさんが数十年前の写真を手にして、「昔は石舞台古墳の上に人が登ることがあったんだよ」と聞くと自分たちも乗ってみたいと口々に言っていました。また、きつねが石舞台古墳に住み着き、舞台として上で踊ったという伝説を聞いて、より興味をもったようです。さらに「何度も大きな地震に見舞われながらも、崩れなかったのがすごい!」という感想を話してくれる子もいました。

 続いて、飛鳥寺です。蘇我馬子と聖徳太子が造ったといわれています。こちらでもガイドの方が当時の様子を復元した写真を見せてくれました。日本で初めて造られたと考えられている五重塔の跡や、金堂が3つあったことなどを聞いて、しっかりと修学旅行ノートにメモをとっていました。本尊である飛鳥大仏も実際に目にすることができ、左右の表情のちがいなどをしっかりと見ていました。ある子は「千数百年前の人々と同じように仏像にお祈りすることができて感動した」と、感想を言っていました。

 

 最後に蔵王堂です。明日香村から南に50分くらいバスで移動すると吉野の地域です。坂と階段を少し上った先にあります。金峯山寺の蔵王堂に上がってお話を聞くことができました。本尊を前に合掌してしっかり挨拶をすることが大切と話されると、子どもたちはあらためて襟を正して話を聞き始めました。金峯山寺では、神と仏を区別せず同じものとして考えること、自然そのものが神であり仏であると考えることなどを話してくれました。最後に「ホラ貝」を鳴らしてくださいました。自分の行いを振り返ってみようということで、みな神妙に音がなっている間、自分自身と振り返っていました。日本で二番目に古い建築物に「すごい!」と感想をもったようです。

 それから、すぐ近くの竹林院に到着です。順調に一日を過ごしています。

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