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学びBlog

公開研究会 1年生算数「くり下がりのあるひき算」

2012年11月16日

先週の土曜日(2012/11/10)に公開研究会が行われ、3つの研究授業が行われました。ここでは1年生の算数の授業を紹介します。

湘南学園小学校の算数のカリキュラムは水道方式を土台として作られています。水道方式におけるくり下がりのあるひき算は、3通りの考え方があります。子どもたちはこの授業で、式が「13-6」の問題を考えながら、3通りの考え方や操作を学びました。

(1)減減法
6をとるのだから、まず一の位から3をとって、のこりの3を10からとる。すると、のこりが7となる。

(2)減加法
3から6はとれないので、10から6をとると、4がのこる。のこった4と一の位の3をあわせて7となる。

(3)5-2進法
3から6はとれないので、10を5と5にわけて、10から5をとり、3から1をとる。(6は5と1と考えておく。)のこりの5と2で7となる。

特徴的なのは5‐2進法とよばれる、10を5と5のまとまりにわける考え方があることです。これは6~9までの数を“5といくつ”というようなまとまりとして考えることにより、くり上がりのあるたし算や、くり下がりのあるひき算の計算が考えやすくなる利点があります。

授業では、まずたまごとたまごパックの模型を利用して考え、さらにタイル(水道方式でシェーマとよばれる)を利用して考えを深めました。

工夫として子どもたちが授業に取り組みやすいように、たまごの数を求める具体的な場面を演出しました。(かわいらしい忍者が登場します!)また研究会のテーマが「学び合い」でしたので、自分の考えを説明したり、友達の考えを聞いたりする活動が取り入れられました。


授業後の分科会では、水道方式で大切にしている、具体的なもの(ここではたまご)、タイル、数の世界を結びつけることの意味や意義について話題に出ました。また1年生の子どもたちが授業に取り組みやすいように演出の工夫をしたことについても話し合われました。

1年生ということで、多くの幼稚園や保育園の先生方も参加されていました。分科会では幼稚園や保育園と小学校の連携についても考える機会となりました。小学校に入る前の子どもたちは、生活の中で、数の世界にふれているということなどが話題になりました。

授業の参観や分科会への参加、ありがとうございました。たくさん学ばせていただきました。

(作成:広報担当)

【授業を終えて】  授業者:西 真由子
 発表に向けてより深く教材研究を重ねることができましたが、当日はタイトに進めていかねばならず、最後の一人まで丁寧に意見を拾ってあげることができなかったため、研究会の後もう一度丁寧に振り返りをしました。
 時間をかけて聞くと、皆とても活き活きととてもたくさんの“自分の発見”を発表してくれました。
 「たまごパックをタイルに置き換えると5くん(5のタイル)2本だ」という、今回の問いを解く鍵となる発言もあり、じっくり時間をかけて考えることの大切さも再認識しました。
 教材研究の折から学年会でも議論に上がっていた“減加法”と“5-2進法”の学習順など、カリキュラムにも関わる内容について、分科会にご参加いただいた皆様からもたくさんのご意見をいただきました。そこでも答えはぱっと出ず、議論が続いたことから算数の奥深さを感じ、改めておもしろいと感じました。今回発見した課題を全体で共有し、継続追究していけたらと思います。