研究まとめの会

2016年2月1日

1月27日、今年度の本校における教育研究のまとめの会を行いました。
本校が継続して掲げてきた「学び合い」を研究主題に、今年度は3年ぶりに公開研究会を実施するなど、「つなげる学び・つながる学び」を目指した学び合いを支える活動を探究してきました。
 
今回行われた“まとめの会”は、「学び合い」の検証を行い、その成果の確認、そして今後の課題を明らかにしていくことで、教員同士の認識を共有することを目的としています。

初めに、11月に行われた公開研究会の授業者からの報告では、どのような実践であったかを振り返るとともに、授業者の所感が語られました。「学び合い」という観点から、子どもの姿にどのような変化があったか、についても具体的な報告がされました。

続いて“「学び合い」とは何か?” についてのグループワーク。

それぞれが感じていることをポストイットに書き出してみると、新しい発見や問題点などが見えてきます。学び合いの必要性や教育方法論、地域性、現代の子どもの傾向、教員側の課題など、話す内容は多岐に渡り、どのグループも白熱した議論が展開されました。

グループワークの最後には、発表の機会を設けてグループで話し合った内容を全教員で共有しました。


最後に、共同研究者である佐藤隆先生(都留文科大学教育学教授)よりお話いただきました。

「子どもたちが何故発言を恐れ、聞き合うことが苦手なのか」
「わかることというのはどういうことなのか」
「“書く”という行為について」
「“わかること”と“つながること”について」

非常に考えさせられる意義深い内容でした。

この“まとめの会”を通して、共通の思いを確かめたり、異なる認識を分かち合うことで、教員同士も学び合うことが出来ました。今後も、学校づくりの一環として、教育研究の積み上げをしていきたいと思います。