2016 4年生 山の学校 No.2

2016年7月6日

 三時間ほどすると道の駅なるさわに到着しました。天候は、快晴。ハイキング日和です。ここで、一日目と二日目にお世話になる富士山クラブのガイドの皆さんと出会いました。

 自己紹介では、名前とともに「マントン」「GG」など呼び名も教えてくれました。「よろしくお願いします」と挨拶をして、出発地点である竜宮洞穴入口に向かいます。

 今回のコースは、竜宮洞穴入口近くから紅葉台へ登り、尾根伝いに上がって三湖台がゴール地点。下りは途中まで同じコースで、紅葉台入口バス停の方に降りてきます。出発前、「楽しみ」と話していた子が多かったのですが、ハイキングにはじめて挑戦するという子も何人もいました。どうなることやら。ガイドさんとともに出発しました。

 歩き始めたあたりは青木ヶ原樹海。溶岩の固まった岩や、独特な植生が見られます。

 ガイドさんが、「このあたりは、噴火のとき溶岩に飲み込まれたんだ。だから、溶岩が固まった上に苔が生えたり、木が生えてきているんだよ。溶岩の上には、土は無かったんだよ。植物が、すこしずつ土となっていったんだ」と、実際にその岩を目の前にして説明してくれました。難しい内容ですが、子どもたちも、よく聞いています。

 今回のコースでは、紅葉台や三湖台のあたりは溶岩に飲み込まれなかったとのこと。樹海の中から、登山コースに入っていきます。難所は、登山コースに入ってすぐ、山肌をつづら折りで登っていくポイント。急な登り坂で、さらに見下ろすと随分下の方まで見えます。落ちたらどうしよう、と怖がっている子もいました。

 それでも、みんなで一生懸命歩いていきます。30分ほど歩くとペースもつかめていきました。がんばって、がんばって、稜線まで上がってきました。

「ハイキングでわかったことは、溶岩が石みたいに固まることです。触ったときに普通の岩よりも、トゲトゲしていました」

「今日は、山登りをしました。急な坂がたくさんありました。景色がすごくきれいでした。途中では、溶岩が固まっていたり、きのこやいろいろなものがありました」

「不思議な形の葉っぱがあった。はっぱの上にはっぱの模様があった」

 子どもたちの感想です。つづく。

*担当者の配置の関係で、紹介する写真が偏っています。ご了承ください。