すぴねる組「句会」開きました

2016年9月14日

本校では、子どもたちの更なる成長を図るため、工夫を凝らした取り組みがそれぞれの学級で行われています。すぴねる組(5年)では、「夏の一コマ」をテーマに句会を開催しました。

すでに国語で俳句の作り方は学んでおり、1学期にも一度句会を開いています。
今回2回目の開催となった句会。前回を越える句がたくさん詠まれました。
 
5・7・5で作られる俳句。
短い言葉の中にも、子どもたちの素直な気持ちが表現されていて、“この夏の経験”が想像できます。
言葉と絵を駆使した作品からは、それぞれの個性があふれ、学校での普段の様子を加味すると、作品で表現されていることを超えて、この夏を通して一回り成長した姿が垣間見られました。



句会では、名前を隠して全員の句を黒板に貼りだしました。
詠み手が順番に句を詠みあげ、耳を通して伝わってくる俳句を味わいます。
その中で、良かったものや心に響いたものを2つ選んで投票。

はたして結果は・・・!?
 

写真の4つの句が多くの票を獲得しました!
 
夏に見た“花火”と“花”をかけて上手に表現した作品は、子どもが経験した夏の一コマが浮かんできます。

銃音が思い出として響くのは祭りのようです。射的や金魚すくいなどで楽しんだのかな、と想像してしまいますね。

夏が明けて学校に来た時に風が気持ちよかった、という素直な気持ちを表現した句は、新学期に向けた新たな気持ちと久々の学校の雰囲気を感じている姿が想像できます。
 
すべての作品、それぞれ味が出ていてすばらしいものでした。
また、機会を見つけて句会を開いていきたいと思います。
 
最後に、投票の理由をいくつか紹介します。

【投票の理由】
・夏は、花火のいんしょうがあって、それをうまく夜と組み合わせたのがよかったです。

・夏の暑さが感じられたから。

・空に咲く花は「花火」しかないけど、「消えていく」でなく「ちっていく」を選んだのがすごい。

・道にうち水をかけたら、あつかったはずの道もすずしくなったところがよく分かった。

・自分では、星がきれいだなというかんじで良かったです。ペルセウス座が流れ星みたいに流れている感じが良かった。