2016年度 グリーンフラッグ審査

2017年3月6日

 湘南学園小学校では、2013年にグリーンフラッグを取得し、継続してエコスクールとしての活動を続けています。主に5年生と6年生によるエコスクール委員会が中心となり、身近な環境について調査をし、目標を決め、計画を立て、実施しています。子どもたちは問題意識をもって積極的に取り組んでいます。
 
 3月3日、湘南学園小学校に「FEE japan」の審査委員が4名いらっしゃいました。グリーンフラッグは一度取得しても、継続して更新する必要があり、この日はグリーンフラッグ更新の審査の日。もちろん、グリーンフラッグ取得という目標が全てではなく、そのプロセスにはすべて意味があるものですが、やはり継続して取得し続けたいという強い思いがあります。今までの活動の成果を審査委員の方々へしっかりと伝え、グリーンフラッグの更新を実現してもらいたいと願っています。
 
 審査はとても厳しく、教員が代わりに説明することはありません。すべて子どもたちの手で行っていきます。

 事前に準備しておいたパワーポイントにあわせて、それぞれの担当者が報告。エコスクールでの活動は多岐に渡り、多くの活動を「FEE japan」の提唱する「7つのステップ」に細分化しての報告となりました。緊張は見られるものの、何とか伝えようという気持ちが伝わってくるものでした。



 そして審査委員の方から質疑応答の時間がやってきました。この質疑応答にしっかりと答えることがとても大切です。6年生を中心に、わからないことは調べながら、一生懸命に回答していました。

「色々なことをやっていてとても時間をかけているように思いますが、委員会はどれくらい活動しているのですか?」
「目標はどのように決定していったのですか?」
「どちらへ募金をしたのですか?」
「映像を使ったものはとても面白かったです。また見たいという声はありましたか?」
「どうして地域へ広げていかなければならないと思いますか?」
「みんなはエコスクール委員会をご両親にどのように説明していますか?」

 非常に多くの質問をされましたが、どの質問にも先生の顔を見ることなく、自分たちで考えて回答している姿がとても印象的です。上手く話すことができなかった、十分に活動を理解できていなかったと反省することもあったかもしれません。今回のことを糧にして学び、より一層の成長を遂げてほしいと願っています。



 ある児童が言いました。

「先輩たちが努力して取得したグリーンフラッグを自分たちの代で終わらせたくない。みんなの気持ちや努力を無駄にしないためにもなんとか更新して、継続してエコスクールとして活動を続けていきたい」

 言葉にはできなくても同じ想いを持った児童がたくさんいるように感じています。



 最後に、審査委員の方からのお話でとても印象に残った言葉を紹介します。

「みんなが先生に働きかけて授業と連携したら、もっと多くの子どもたちに伝わると思います。」
「子どもたちの活動を通じて、大人も“頑張ろう”と思うことがあります。」
 
 来年度以降も、エコスクール活動は続きます。審査委員の方からの指摘や自分たちの反省を活かして、今後も精力的な活動を期待しています。長い時間の審査にも集中力を切らすことのなかった子どもたち。本当によく頑張りました!あとは結果を待つのみです!!
 
 ⇒湘南学園エコスクールページ