2013年度 交歓会

2013年4月24日

4月23日に予定通り、2013年度の交歓会が実施されました。日差しが出ない程度の曇り、さわやかな風が吹くという絶好の天候に恵まれ、子どもたちは元気に活動することができました。

交歓会は今年度入学した1年生をお祝いしながらお迎えするとともに、今年度の1年間のスタートを飾る行事です。この行事は6年生が最高学年としての自覚と責任を認識する機会にもなっています。この日までに児童会班のリーダーとして準備に取り組んできました。縦割り班で作る作品の題材を決めたり、安全のためにルールを確認したりすることなどです。大変さをあらためて感じているようでしたが、よくがんばってくれています。

まず、校庭で開会式を行いました。執行委員長からのテーマや目標の発表、エコスクール委員会から昼食後にゴミ拾いをしようとの呼びかけ、校長からは地震が起きた場合の対応などが話されました。どの班も士気が高いようすでした。

現地に移動してから、安全についてなどの確認が行われ、いよいよ砂の造形作品作りに取り組みます。

班のリーダーがプラカードを立て、全学年の子どもたちが砂を掘り始めます。今年のテーマは「立って見える動物」ですので、例年になく立体的に作ろうとする班が多かったです。そのためにまずは大きな砂山をつくり、輪郭を整え、細部を作るという手順で取り組みます。

また班の中でも役割分担があって、半分くらいの子は穴を垂直に掘り始めます。安全上の理由から海の水を汲みに行かないように、とルールとして制限されています。ですから穴を掘って海水を掬い上げるという作戦をほとんどのグループがとります。海水を砂に含ませて固めて形を整えます。

6年生は1年生が入学して以来、入学式の入場からはじまり、毎朝の準備のお手伝いなどをしてきました。ですから信頼関係が生まれており、作品作りにおいても一緒に作業に取り組んでいる姿が見られます。ときにはやり方を6年のお兄さんお姉さんとして教えている姿もありました。

それ以外の学年の子どもたちも6年生のリーダーシップについていきながら、作業に熱心に取り組んでいました。

およそ100分くらいかけてそれぞれの作品が完成しました。完成後は全部の作品の見学会となります。片瀬西浜に18もの砂の造形作品が林立し、江の島を背景に異学年の子と手を取り合った子どもたちが「かわいい」「すごい」と歓声をあげていました。

砂の造形作品作りが終わってからお弁当を食べて、解散となりました。どの班も、作品作りを達成して、満足そうにしていました。

このような行事を通して、子どもたちは異学年の友達と絆を作っています。

*学園小学校では学年ごとに帽子の色が違います。一学年で校外に出るときには一色になるのですが、交歓会ではカラフルに混ざり合います。交歓会らしい風景です。