煙小屋体験

2017年10月31日

『もし災害にあってしまったら・・・!?』
 
頭ではわかっていても、実際にどのように行動をすればよいか、それはとても難しいものです。本校では、万が一の時に備えて「防災・安全」についての理解を深めるための様々な取り組みを行っております。
 
本日は、藤沢消防署のご協力のもと「煙小屋体験」を行いました。この「煙小屋体験」は、災害時に煙が発生したときにどのような状況になるかを体験し、どのような対応をすればよいかを理解することで、万が一災害にあってしまった際に対応する力を身に付けることが目的となります。

まず、消防署の方から事前の説明がされました。

火事の時にもっとも恐いのは、“火”より“煙”だそうです。
煙を吸い込みすぎてしまい、体が動かなくなって逃げ遅れてしまうケースも多いのです。

「煙を吸わないためには低い姿勢になりましょう」
煙は高いところよりも低いところの方が少ないため、避難する際には身をかがめて動くことが肝心です。
 
「煙を吸い込まないように口と鼻をハンカチ等で覆いましょう」
油断すると煙はすぐに体内に入ってきます。あわてず冷静に口と鼻を覆うことも大切です。


実際に体験してみると、本当に視界が悪く30cm先がまったく見えないほど。
ゴホッゴホッと咳き込みながら出てくる子もいましたが、本当の煙であれば少し吸い込んだだけでも意識がもうろうとするほどなのです。

1年生は初めての体験ということで、不安な様子いっぱいでしたが、しっかり口と鼻をハンカチで押さえ、身をかがめて体験していました。
 
この体験を通して煙の恐ろしさを実感して、本当に災害にあった際にすばやく適切な行動ができることを期待しています。



◆本校では安全意識を高めるために様々な取り組みを実施しています。
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◆防災・安全に関する過去の記事はコチラよりご覧ください。