6年生 石けんの授業

2013年5月28日

6年生は家庭科の授業で石けんと合成洗剤について学んでいます。
これは水や環境を大切にすることの意味を知り、それが自分を大切にすることにつながることを理解するためのものです。

これまでの授業では以下のようなことを学んできました。
①汚れが落ちるわけを知り、「石けんと合成洗剤の見分け方」について学びました。
②「汚れた布を洗う実験」を行い、布の性質や洗剤液の性質を学びました。
③それぞれの服に最適な洗濯方法を考えました。

子どもたちは体験を通して、合成洗剤の影響については頭ではわかっているはずです。
今日は、『藤沢市石けん推進協議会』から手塚先生・中田先生に足を運んでいただき、合成洗剤の影響を実感してもらう授業を行いました。

まず、歯磨きをしない状態でオレンジジュースを飲みました。この時はいつも飲むオレンジジュースの味なので子どもたちの反応も普通です。
次に石けんの歯磨き粉を使って歯磨きをした後、ジュースを飲んでみます。
「少し味が変わった」
という反応をする子どもが多かったです。
その後、合成洗剤の歯磨き粉を使って歯磨きをしてからジュースを飲んだところ
「まずい!」
「うぅぅー」
という苦悶の表情を浮かべる子が出てきました。


合成洗剤の歯磨き粉は味覚に大きな影響を与えるのです。
普段何気なく使っている石けんや洗剤についても興味を持ち、自分の体や地球環境への影響を考えてほしいと思います。


最後に、授業後に子どもたちの書いた感想文の一部をご紹介します。
「1回目飲んだ時はふつうのジュースで、2回目飲んだ時は、あまくなっていて、3回目飲んだ時はすごくすっぱくなっていました。」
「合成洗剤があぶないってことがわかった。家の色々な洗剤で調べてみようって思った。」
「まさか、そんなに有害なものだとは思いませんでした。お母さんやお父さんに教えてあげたいと思います。」
「いつも身近に使っている物がこんなにあぶない物なんて思わなかった。」