防災避難訓練

2013年6月13日

昨日、今年度最初の防災避難訓練を実施致しました。
 
災害時にどのような動きをしたらよいか、避難の時に注意することは何かなど、基本的なことをおさえていきます。
 
今回は、相模湾沖で地震が起き、その後「津波警報発令」を想定して新校舎の3階へ避難する訓練を行いました。

子どもたちには以下の4つのことができるように、事前、実施中、事後に指導を行います。
 
  ①机の下に避難して身を守ること
 
  ②防災頭巾をしっかりとかぶること
 
  ③「おかしも」を遂行すること
 
  ④避難経路を間違えずに通ること
 
訓練と言えども本当に起こった時に対応するために真剣にやらなければ意味がありません。
そのため、上記にあげたことはもちろんですが、それ以外にふざけている態度が少しでも見受けられれば注意します。

ゴゴゴ・・・ゴゴゴ・・・
「ただいま地震が発生しております。安全を確保してください。話をしないで、近くにいる先生の指示にしたがって行動してください。」

放送により訓練が始まると、子どもたちも「きたっ」という感じで迅速に机にもぐり込みました。

防災頭巾をかぶり、机の脚をしっかりと抑える必要があります。

津波警報が発令されると、子どもたちは担任の先生と共に3階の避難場所へと向かいます。その際「おかしも」は守らなければなりません。

ちなみに「おかしも」とは「おさない」「かけない」「しゃべらない」「もどらない」の意です。

全校児童が避難場所の3階に着いてから5~10分ほど静かに待機します。この「じっと待つ」という状態を保つことも一つの訓練です。

東日本大震災時に大変な思いをした今4~6年生は、何度も行っている訓練でも真剣に取り組んでいますし、1年生の傍には6年生が一緒にいて、1年生の不安な気持ちを和らげます。

なんだか6年生が先週の修学旅行で一回り大きくなったように感じたのは気のせいでしょうか、とても頼もしく見えました。

最後に校長先生からのお話を聴き、今回の防災避難訓練は終了となります。
「トランプ53枚のうち、すでに40枚以上はめくられている状態です。残り数枚の中に『大地震』というジョーカーが存在しています。そのような状況において、私たちは日頃から地震に備えておく必要があります。この訓練を通じて『備え』を十分なものとして、いざという時に適切な行動ができるようにしておきましょう。」

今後も、定期的に訓練を実施していく予定です。