鑑賞教室「稲村の火」

2013年7月17日

今日は小学校にデフ・パペット・シアター・ひとみの皆さんをお招きして、「稲村の火」の鑑賞教室を実施しました。デフ・パペット・シアターの皆さんは、耳の聞こえない人も聞こえる人も、いっしょに楽しめる舞台を目指して、ユニークな舞台作品を上演している人形劇団です。

今日見せていただいた「稲村の火」も、もともとは聴覚障害を持つ子どもたちに向けて、災害から身を守る教材として特別支援学校で上演されてきた作品でした。3・11の東日本大震災を経て、どの子にもこの内容は伝えるべきだと、全国のいろいろな学校で上演を続けています。
上演後のお話の中で、聴覚障害を持つ友だちが災害救助のアナウンスが聞こえずに困った経験や、ぼや騒ぎの中で火災警報機の音が聞こえず危険な目にあった経験など、手話を交えてエピソードが紹介されました。災害弱者の視点から、あらためて防災について考えさせられました。