カナダセミナー 4日目

2013年7月26日

 本日は昨日までの会話をカナダの生活に当てはめたリアルライフ形式で行われる授業が続きました。

 台本の読み合わせを行い、教室を実際のテーブルに見立て、日本の教科書では出てこないけれども、実際には、よく使われる用語の紹介を交えながらレストランでの会話に取り組みました。ウェイター・ウェイトレス役の生徒とお客さん役の生徒が実際にレストランに入るシーンから長いシナリオは続きました。これで週末にレストランに行っても大丈夫ですね!


 それらの授業の合間には、円になって座り、各生徒が言ったある、テーマに従った単語をその場で間違わずに可能な限り覚え、答えていくゲームを。1クラス15名の湘南学園生と4人のカナダの同世代のアシスタントの発した19単語を一度で順番通りに覚えきった生徒に、カナダ人の先生も驚き、同時に全員から大きな拍手が送られました。これは単語記憶を促進する良い方法です!

早口言葉を言うゲームなどもあり、学習効果を考えたものが取り入れられていきます。生徒は英語を体感していくのです。

 休憩時間がいわゆる休息にならない今回の参加生徒達。休み時間になるたびにバスケットボール、バレーボール、バドミントン、ハンドボールなどの球技を通して友情と国際交流が深まっていきます。そのような彼らに本日はカナダのお家芸「ホッケー」の紹介が英語で行われ、さっそくカナダ人のチームと対戦ということになりました。

 カナダでは体育の授業に2週間連続でホッケーが行われることもある、とのことでカナダの人々の見せてくれるホッケーは実にスピード感と激しさに満ち溢れたものでした。アイスホッケーはもっとスピーディーにゲームが進行していくのでこれくらいで驚かないでと笑われてしまいました。ここで、さっそうと動き得点をする湘南学園生も!これ以降の休憩時間の種目にはホッケーも加わることになりました。

 よく学びよく遊ぶ生徒達。おやつの時間も用意しました。本日は「カナディアン・カフェ」が学校にて開店!カナダドルのおもちゃを使って、まず最初はカナダのアシスタント達の店に行き、サンドウィッチとアイスクリームを購入します。内容は、パンの種類、ハム、野菜、味付け、など選択肢が多岐にわたるため、高校生レベルの会話テキストよりも内容が詳細にわたっていきます。

 アイスクリームに至っては、ただでさえ日本より甘めの味付けなのに、アイスの種類、カップかコーン、クリームなどのトッピングをつけることになったので、運動で消耗した体力に栄養補給となったことでしょう。

 午後の最後には、学校の前の広場で水曜日にしか行われない「ファーマーズ・マーケット」が開催されていたので、そこで買い物実践を!ファーマーズという名前から農産物だけが売られているのかと思いきや売っているものは洋服・アクセサリー類から食品までバラエティに富んでいます。

 アイスクリームの強烈な甘さに生徒達のなかで人気が高かったものは「甘くない飲み物」。そこでこれまでの演習の成果が発揮され、晴れた空の下で微笑みながら喉を潤す生徒達がいました。壁をひとつひとつ取り払い、どんどん自信をつけて世界を広げていってほしい、そう思っています。明日は、生徒達が地元のラジオ局を訪問します。さて、何が起こるのでしょう…。どうぞお楽しみに!