オーストラリアセミナー 6日目

2013年7月28日

 今日はメルボルン市内観光の日でした。ノックス校からバディーらと共にバスに乗り、まずは、ユリカタワーと呼ばれる構想ビルの展望台に行きました。この高い高いビルが日本の高層ビルと異なる点は、最上階の展望台を除いては、オフィスのテナントではなく、人々が暮らすマンションだということなんです。ということは、ひょっとすると、世界で一番太陽に近い場所で寝起きしているのが、このビルの展望台の下の階で生活している人々ということになるのでしょうか?

 ユリカタワーには、Edge と呼ばれる展望台の階に備え付けられたエレベーターのような大きな箱があって、その中に10名程の人を収容したまま、その箱が、ビルの側面から外に出てきて、いきなり「ガッシャーン!」という破裂音と共に床と壁が透明になり、真下と真横が透き通ったガラス張りで丸見えになるという仕掛けの装置があるのです。生徒達はみな、ジェットコースターに乗るような期待感を持ってこれに乗り込んでいましたが、誰もがとても満足した表情でこの Edge を降りて来ました。

 ユリカタワーの展望台からは、メルボルン市内とメルボルンの海岸を一望することが出来ます。この街の中心部には、MCG(メルボルンクリケットグラウンド)や Rod Laver Arena(世界のテニスの4大大会の1つである全豪オープンテニスの会場)やオリンピックプールやラグビー場やテニスコートなど、素晴らしいスポーツ施設が建ち並んでいます。また、美術館や劇場など、芸術面における施設も充実しており、これが、メルボルンの人々の誇りとなっています。また、レーシングカーレースのフォーミュラーワンのメルボルングランプリでも有名な街ですよね。

 ユリカタワーを満喫した後は、Southbank と呼ばれるフードコートで各々が好きなものを買ってランチタイムを楽しみました。ここでは、イタリア・トルコ・中華・インドなどの様々な国の料理に加えて、日本食の寿司も食べることが出来ます。バディーのキエレン君は、2010年にノックスジャパンツアーで来日した生徒の一人ですが、この日の昼食は、お寿司を買って食べていましたよ。

 楽しくお昼を戴いた後は、イェロ・リバー沿いを散歩しながら、Federation Square と呼ばれる広場に来ました。ここでは、クリスマスやニューイヤーや様々なイベントが開かれる度に大勢の人々でにぎわう場所なんだそうです。イギリスで言えば、ロンドンの Trafalgar Square といったところでしょうか? 日本ではこのような場所と言えばどこに当たるのでしょうかね?

 そうしているうちに、僕達一行は、いよいよMCG(メルボルンクリケットグラウンド)にたどり着きました。このスタジアムは、113,000人を収容出来るクリケットとオーストラリアンフットボールの競技場です。ごくたまに、サッカーやラグビーを行うことがあるとのことですが、グラウンドの面積は、恐らくサッカー・ラグビー場の2倍はあるのではないでしょうか? とにかく広い広い競技場でした。ここのピッチのある部分は、隣にある大きなビルの陰になってしまうため、日光が入って来ません。そのため、機械仕掛けの照明で太陽の光と同じものを作り出して、それをピッチの芝生に当て て芝を管理していました。メルボルンの人々は、「世界でどこのクリケットグラウンドが一番良いグラウンドですか?」と尋ねると、「もちろんMCGだよ!」と胸を張って答えてくれるんです。


 MCGを後にして、次に訪れたのは、世界テニスの4大オープンテニスの1つであるオーストラリアンオープンテニスの会場の Rod Laver Arena です。残念ながら、今回は、センターコートで翌日のプロレスリングのイベントがあるため、その準備をしているとのことでそれを見ることが出来ませんでした。しかしながら、フェデラーが使ったM5のロッカーやインタビュールーム、歴代のチャンピオン達の写真やセンターコートに向かう通路などをツアーガイドさんが案内してくれました。


 その後、バスに乗り込んでノックス校に帰って来た生徒達は、5日間のノックス校でのプログラムを終えて、それぞれが2日間のホームステイでの生活へと分かれて行きました。
生徒達は、この週末をどのように過ごすのでしょうか?
それぞれいろいろなことにぶつかりながらも、頑張って乗り越えて行って欲しいと思います。
Have a good weekend, mate!