オーストラリアセミナー 9日目

2013年7月31日

 2日間のホストファミリーとの休日を終え、学園生達は、皆元気良くノックス校に戻って来ました。ショッピングや乗馬、ボーリングや韓国剣道など、朝、授業の前に、自分達が過ごしたこの週末での出来事を学園生達が楽しそうに情報交換していました。

 今日の1校時は、ケリー先生の Year 4 とティナ先生の Year 2 の合同クラスで、学園生のためのオーストラリアの歌による交流授業を行ってくれました。みんなで振り付けと一緒に歌う歌の歌詞の意味を1つ1つノックスの子ども達が説明してくれたり、振り付けの意味も教えてくれました。この授業には、わざわざ別の音楽の先生もギターを持って参加して下さり、とても楽しい一時を過ごすことが出来ました。

 2校時は、ケリー先生の4年生のクラスで、オーストラリアの地理についてのプレゼンテーションでしたが、あらかじめ、この4年生が、ニュースキャスター流にオーストラリアの6州と2つの準州についての紹介をそれぞれグループ毎に報道するような形式で、DVDを作ってくれていました。このビジュアルでBGM付きのプレゼンの出来映えには、本当に驚きました。こんなことを小学生からやっているなんてすごい!と思いましたが、これは、もしかすると、実は先進国の間では世界標準なのかも知れません。

 これらのプレゼンの後は、昨年世界1周旅行とされたケリー先生が、日本を訪れた時に撮影したビデオをBGMや英語の字幕を入れて編集して下さり、学園生にとっては英語の勉強のなるようなビデオを見せてくれました。彼女は、私達日本人でさえ、誰もが訪れたことがあるわけではないような素晴らしいところも旅しており、このビデオを通じて、改めて日本の良さも感じさせてもらいました。

 3校時は、Year 10~12 の Senior School の全校集会に参加しました。ノックス校はとても活発な生徒達で満ちあふれていますが、授業中の集中力やこうした全校集会での静寂さには大変驚きます。ちょっとしたひそひそ話ですらほとんど聞かれません。集会では、ピーター副学園長と荒木の挨拶の後、この緊張した雰囲気の中で、みんなの注目をあびながらカナデとシオミがスピーチしてくれました。この二人は、普段の授業や交流からかなり積極的に英語を話そうとしていたため、この1週間でずいぶんと自信がついたように思えます。スピーチも笑顔で元気よくやってくれました。とても好感が持てました。

 スピーチの後は、マイコのピアノとマホのギター&ボーカルを披露しました。きれいなピアノとギターによる旋律にとてもきれいな透き通ったマホの歌声が会場全体に響き渡り、このパフォーマンスはすっかり聴衆を魅了してしまいました。

続いて、高1女子による今超人気のワンダイレクションの歌に載せたダンスです。体育祭のカラフルなTシャツとかわいらしいホットパンツで衣装をそろえたダンスは、みんなをとても喜ばせてくれました。そして、最後にイッセーとカっちゃんのギターとバイオリンのルパン三世の演奏です。今回は、講堂でギターの音もしっかりとアンプを通したものだったので、本格的なコンサートでの演奏のようなものになりました。二人とも超格好良かったです!

 4校時は、2校時にノックス小学校の子ども達が見せてくれたプレゼンの復習をしました。オーストラリアの地図を使って、二人一組のペアーワークで、オーストラリアの6つの州と2つの準州、及び、それぞれの州都を確認しました。それが終わってからは、高2の5名の女子が、日本の竹とんぼとコマ回しについてのデモンストレーションをしてこれらの遊び方を紹介した後、小学4年生と共に中庭に出て、これら日本の昔ながらの遊びを一緒に楽しみました。子ども心に戻ってみるのも悪くないものですね。


 
 5校時は、Year 8 と Year 9 の集会に1・2校時で交流した Year 4 の児童達も見学者として加わり、集会が行われました。学園生はここで、日本文化についてのプレゼンをパワーポイントを使って行いました。今日は、リホの「お祭り」、エリナの「季節」、シオミの「神社」、マイコの「お寿司」、マホの「お風呂」についてのプレゼンでしたが、講堂の大勢の外国人達の前で、とても緊張する中でのプレゼンでしたが、皆共通して、一生懸命さがとても伝わる素敵なプレゼンをしてくれました。
これら5つのプレゼンの後は、学園生全員による韓国の人気アーティストの「ガンダムスター」のダンスを披露しました。このパフォーマンスはもともと高2の女子が用意していたものですが、ことらメルボルンに来てから、セミナー参加生徒同士がとても仲が良くなり、高1生も混ざ って踊って練習してみたところ、みんなで踊れることが分かり、全員でのパフォーマンスへと早変わりしたわけです。このダンスもとてもとても好評でした。今年はなんと、結局5つものパフォーマンスを仕上げてくれて、どれもがとてもクォリティーの高いものになりました。湘南学園生はなかなか大したものですよね!

 こうして、オーストラリアセミナー第2週目初日も充実した時間を過ごすことが出来ました。ちなみに、今夜は、僕とスージー(中村先輩)はデービッド先生とブレンドン先生からメルボルンシティーでのディナーにお誘い戴きました。やわらかい羊肉は最高でした。そして、夜のメルボルンの街の雰囲気や目に写る本当にきれいな夜の景色もとても魅力的でした。