2015年度イングランドセミナー 6日目

2016年3月28日

 今日は、週初めの天気予報をくつがえし、雲ひとつない澄みきった晴天に恵まれ、1日かけてのバース観光に出かけました。バースは、古代ローマ人達が築いた重要な都市で、ここでは、温泉がわき出たことで大変有名です。「お風呂」という意味の bath という言葉は、この町の名をとって出来た言葉です。

 バースの素晴らしい景観の中を散策していると、ここでもまるで絵葉書の中にいるような気分になります。今日は、イースターの Good Friday ということで、バースの教会の前には、大勢の一般の人々が集まり、素敵な歌声で合唱しているところに遭遇しました。きっとこんな場面を見ることが出来た日本人は数少ないと思います。とてもとてもラッキーでした。

 バースでは今でも温泉がわき出ています。バース散策の後、僕達は、そのミネラルたっぷりで健康に良いとされるバースの温泉を味見させてもらいました。味はというと、とても濃いミネラルで出来ているため、決して喉越しの良いものではありませんでしたが、1つの良い経験になったことと思います。

 バースの温泉は、1匹の豚が、樫の木のドングリのもとで、「ここ掘れブーブー」して彫り上げたものだと言い伝えられています。その伝説の豚と祈念撮影した後、僕達は、バースの大浴場の博物館に入りました。この中は、まさに歴史がローマ時代にタイムスリップしていました。そして、世界中から人々が集まり、フランス語や中国語や日本語が飛び交っていました。

 博物館での見学を終えて、生徒達は、12:30から15:15までの長いフリータイムを満喫したようです。Fish & Chips を食べたり、2階建てのパノラマ観光バスであるダブルデッカーに乗ってバース市街を一回りしたり、もちろんお買い物も十分に楽しめたようで、15:15の集合時間には、みなとても満足げな顔をして戻って来ました。天気のとても良く、素敵なイングランドでの休日を過ごすことが出来ました。

 さて、ここで昨日に引き続き、昨日生徒達に書いてもらった感想を紹介させて戴きます。

リっちゃん:「私は2度目のイングランドセミナーです。私は、この場所とここに住んでいる素敵な人々が大好きで、ここに戻って来ました。今年もたくさんの素敵な出会いがあり、みんな私を覚えていてくれて、本当に嬉しかったです。ホストファミリーのハウディングさん、昨年のバディーのメリッサ、今年知り合った人達、みんな大好きな方々です。たとえ私の英語が下手でも、私はこの国が大好きです!!」

ダブルッチ:「イングランドに来たら、たくさん話して、たくさんの友達を作ろう、そう考えていました。しかし、実際に学校に来てみると、辺りは英語に包まれ、混乱してしまいました。それでも、持ってきた扇子や折り紙をしながら、少しずつコミュニケーションを取り、最終的に、たくさんの生徒と交流することが出来ました!また、昨日は、ホストファミリーにプレゼントを渡して、日本や文化について話しました。まだまだ日程は残っているので、これからも頑張って行きたいです!!」

ルリ:「とても楽しかったです。イギリスの学校はとても広くて、すごく綺麗で、日本の学校ではあり得ないぐらい規則がゆるくて、『リセスタイム』というお菓子を食べる時間があって、最初はビックリしました。最初の日は、バディーの子やジル先生の言葉が全く分かんなかったけれど、最後の日には、少しだけどだんだん理解が出来るように少しなりました。バディーの子、めちゃめちゃ美人でした!! St.James の学校の授業(数学・音楽・家庭科・体育)に参加して、こんなに日本と違うんだなって思いました。あと、美術の授業を見ました。何か面白いものを作っていて、それを描いていました。音楽と家庭科が、すごいめちゃめちゃ楽しかったです。音楽でギターを初めて弾いたので難しかったけど、楽しかったです!」

マイ:「メシウマー(言▽言)ー!!! おうちでお米出てきた時は、とってもびっくりしました。St.James School は、公立校なのに、ここまで整備されていて、日本の学業はまだまだ遅れているんだなぁと思いました。どの国でも、小さい頃は女子の方が強いんだなぁと思ったり、休み時間のはっちゃけっぷりは、日本と変わらなくて安心しました。ホストファミリーも優しくしてくれて、日本でも世界でも優しさや変わらないんだなって思いました!」

ユイ:「こっちの学校は、日本の学校と違い、設備がとても良くビックリしました。数学の授業では、生徒が楽しく勉強出来るように、生徒一人一人にタブレットが渡されて、ゲームみたいに問題を解くシステムでした! ちなみにタブレットは、宿題用のと授業用のがあるそうです!! ホストファミリーの Eileen と Mike は、とても優しくしてくれて、私がうまく英語で話せなくても理解してくれようと頑張ってくれていて、とても嬉しかったです。イギリスと日本の文化の違いも話せて、とても面白かったです!」

 さて、明日は、生徒達はホストファミリーと一緒に、最後のエクセターでのひとときを過ごします。お手伝いなどもしながら、家族の一員になってもらえればと期待しています。