【 2016年度:第2回English Camp 】Advanced Course:第3日目

2016年8月1日

 最終日も天気に恵まれ、気持ち良い空気の中でのスタートとなりました。
 真っ青な空にくっきりと浮かぶ富士山を楽しみつつも、生徒たちはpresentationに向けて昨日から引き続き努力を続けています。
昨日の授業ではposture、eyecontactなどpresentationの基本を学び、Topicを選ぶとブレインストーミングが始まりました。伝えたいことは何か。どんな構成で話をすればいいのか。
 
 講師の先生方の指導を受けながら丁寧に考え、原稿作成に臨みます。難易度の高い英作文の要素が要求されますが、さすがは中学三年生。構成がまとまるとすらすらと筆が進みます。生徒たちは分かりやすく伝えるためのイラストを描いたり暗記や練習したりと、時間いっぱいまで熱心に取り組んでいました。
 
 20時15分には最後の授業が終了ですが、もっとやっていたいという生徒たちの熱心さに心を打たれた先生方が彼らの気が済むまで、と延長して指導してくださいました。

 三日目は朝食後、1時間目で原稿を再確認し、2時間目に各クラスで発表をすることになります。この三日間の練習の成果を発揮する生徒たちの姿に、講師の先生方から「どの生徒も素晴らしい!」と多くのお褒めの言葉を頂ました。
 
 3時間目には全員が一つの会場へ集まり、各クラスから選出されたfinalistたちの発表を聞きます。一つの会場で行われる全体へのpresentation。Finalistたちのtopicは、スポーツや食べものなど多岐に渡りました。不安げな様子でしたが、アイコンタクトはもちろん、発音、イントネーション、ジェスチャーなど、どれも素晴らしい発表を行ってくれました。
 
 そして、audienceとなった生徒たちも、finalistたちのスピーチを一生懸命聞き、暖かい拍手を送りました。
緊張しながらも堂々と発表に臨んだ生徒たちは仲間たちに暖かく迎えてもらい、彼らの表情は安堵と達成感に溢れていました。
“Listening and speaking. That’s what language is. Listen to a lot of English!”キャンプを終えた今、講師の先生の言葉を生徒たちは実感したようです。
 
 発表後、先生方のjudgeにより1st、2ndの winnerがfinalistの中から選ばれました。だれをwinnerにするのか。甲乙つけがたい発表に先生方も頭を悩ませていました。
 優勝、準優勝のwinnerたちにはspecial certificateが渡されます。それを手に満面の笑みを浮かべる生徒たちの表情は誇らしげでもありました。
 
 コンテスト形式にする理由には、この三日間の目的として、互いに競い合ってもらいたいという意図もあります。
「仲間同士で切磋琢磨すること」で彼らはさらに成長していきます。このキャンプに参加するにあたり、生徒自身の目標というものももちろんあると思います。それに加えて仲間の成長を見て、よい意味で刺激を受けるとさらなる高みを目指すことができます。
 彼らの様子を見ていると最終日の発表に向けて助け合いながらも、良きライバルとしてお互いに高め合っていることがこちらにもよく伝わってきました。

 こうした気持ちを忘れずに、これからの英語学習、そして仲間たちとの高校生活に全力で励んでいってくれることを心より願っています。