日本の裏!ブラジル留学! レポート No.2

2017年11月2日

 ロータリークラブの留学支援制度を受けてブラジルに来て二ヶ月経ちました橋本かれんです。今回は、ブラジルの「サッカー文化」についてご紹介したいと思います。
 
 ブラジルといえばやっぱりサッカー王国!ブラジルの人は皆サッカーが大好きで嫌いな人に未だ会ったことがありません。みんな自分の好きなチームのユニフォームを持ってるのは当たり前だし、私服として来てるのが普通です。自分の好きなチームのマークをタトゥーとして入れてる人や、中には家の壁紙にまでする人もいます。やりすぎですよね…。

 休日になるとどこのレストランもテレビのモニターをつけてTV中継が見れるようになっています。これはブラジルVSチリ、アルゼンチンVSエクアドルの試合が行われていた時の画像です。私の行ったお店は4つもモニターがついており2つの試合を同時に観ることができます。この時の試合は2つとも世界大会の南米予選で本戦のロシア行きの切符をかけた試合だったのでとても人が多かったです。観戦者はゴールが入ると発狂するので静かにご飯は食べられません。でもブラジルにゴールが入るとみんなが喜んで見知らぬ人とでもハグするんです。最初は本当に異文化すぎてカルチャーショック…。そしてこれにだんだん慣れて来た自分が怖いです。
 
 私の住んでいるベロオリゾンテの街には2つの有名なチームがあります。

 それがアトレチコ・ミネイロ(通称:ガロウ:左)とクルゼイロEC(通称:クルゼイロ:右)です。この2チームは永遠のライバル的な存在で街の人は皆どっち派で意見が割れています。みんなどちらかが本当に大好きなのでサッカーの話になると、きのこの山とたけのこの里みたいにどっちの方が素晴らしいか語り合うんです。

 わたしがブラジルに来てすぐ、家族にこんな質問をされました。「あなたクルゼレンシ?それともアトレチカーノ?」意味がわからずとりあえず「アトレチカーノ」と答えたら激怒されました。後になって聞くとクルゼイロのファンのことをクルゼレンシ、ガロウのファンをアトレチカーノと呼ぶようで私の家族はみんなクルゼイロの大ファンだったので怒ったようです。特にパパはクルゼイロのためならどこでも試合観戦に行くタイプの人だったのでもうプンプン。とりあえず答えた私も悪いのですが、そんなブラジルのサッカーチームのことをわかるわけもないじゃない!・・という思いがいっぱいだったんですね。

 でもこの後から家族で試合観戦に行ったり休日の夜スナック片手にテレビ中継してたら、どんどんクルゼイロが好きになっていきました。クルゼイロは私の住んでいるミナスジェラス州ではダントツ1位の人気で、チームマークの5つの星はブラジルの国旗にもある南十字星が書いてあります。
 
 ロータリーの留学制度にはカウンセラーという心強い味方がいます。困ったことがあったらなんでも言えるし間違っていれば怒ってくれる、そんな私にとってお母さんみたいな存在なのがヴァレリャです。彼女ももちろんクルゼレシン。

 この時は親友のブルックリン・私の妹フェナーダとヴァレリャとサッカー観戦に行きました。初めての VIP BOXでめちゃくちゃ興奮してしまい喉が枯れてしまいましたがとても楽しかったです!

 先月にはブルックリンの誕生日があったのですがヴァレリャからなぜか私もプレゼントを渡されて開いて見たらオリジナルタオル!

 誕生日じゃないのにいいの?と思いましたがありがたくいただきました。今じゃブルックリンとお揃いのお気に入りです!

 実を言うと、私はサッカーの知識「ゼロ」状態でブラジルに来ました。けれどサッカーを好きになっていくにつれてと友達の話題が増えたり家族と意見を共有し合えたりして、「サッカーは人と人を繋いでいるんだな」と肌で感じることができました。早く次の試合が見たい!!そんな思いの毎日ですっかり気持ちはブラジル人?

 ブラジルに渡ってまだまだ2ヶ月ですが、もっともっと新たなブラジルの発見をして、皆さんにお伝えしていきたいと思います!