ホロコースト生還者の方のお話を聞きました!!

2017年11月22日

 11月18日(土)に広尾にある東京女学館中高で、「ホロコースト生還者 ヤーノシュ・ツェグレディさんのお話を聞く~ホロコーストから学ぶこと~」という会がありました。これは、「ポーランド・リトアニア ヒストリーツアー」の事後学習等でもお世話になっている「NPO法人ホロコースト教育資料センター」の石岡史子さんが企画してくださったものです。この会に、「アンネのバラ」を校内で大切に育てられている東京女学館中高と、ドイツのダッハウ強制収容所跡などを訪問された鎌倉学園中高の生徒の皆さんとともに、上記ツアーでアウシュビッツ強制収容所跡などを訪問した本校生徒4名も参加させていただきました。
 
 ハンガリー出身のヤーノシュさんは、7歳の時にゲットー(ユダヤ人の強制居住区)に入れられながらも、奇跡的に生き延びることができたという体験をお持ちの方です。ホロコーストの起きたヨーロッパから遠く離れた日本の地で、ホロコースト生還者から直接お話を伺うことができるという極めて貴重な機会です。生徒たちは、ヤーノシュさんの発する重い言葉の一語一語を懸命に受けとめようとしていました。
 
 ホロコーストは、第二次世界大戦時にナチス・ドイツが、ユダヤ人などの多くの人々を虐殺した出来事です。国連は2005年に、アウシュビッツ強制収容所が解放された1月27日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」に定めました。
 
 「NPO法人ホロコースト教育資料センター」は、この時期に、人間の差別や偏見の愚かさを考え、命や人権の大切さを学ぶための会を開いており、今年は1月25日にヤーノシュさんをゲストにお迎えしてお話を伺う会を開催されるとのことです。本校の生徒も、この会の運営などのお手伝いをする予定でいます。これらの一連の活動を通じて、さらに深い学びをしていってほしいと思います。