アメリカ留学レポート その1

2017年11月29日

 こんにちは。高校1年の沼彩加です。私は今、国際ロータリークラブを通してアメリカのオレゴン州に留学をしています。成田空港で両親、友達、ロータリアンの方々、先輩方などに別れを告げ、1人で飛行機に乗っている時は、今から送るアメリカでの生活へのワクワク、ドキドキ、そしてほんの少しの不安がありました。でも今約3ヶ月が経ち嘘のように不安はなくなりこれからの生活へのたのしみ、そして、ただ時間が過ぎるのが早いなと感じています。
 
 〜クロスカントリー〜

私はRoseburg High Schoolに通っています。Roseburgという街はオレゴン州の中で決して大きい街ではありません。しかし私が通っている学校は、州の中で2番目に大きいそうです。

私はまず学校でクロスカントリー部に入りました。日本で部活には入っておらず、ろくに走ったこともない私だったので、最初は筋肉痛になり、足の裏の皮が向けたりもしました。しかし毎日みんなで放課後に練習をし、週に1回から2回のペースで5Kのレースを走りました。そのうちに、少しずつチームのみんなと仲良くなることができました。なので、辛いレースがあっても、その後にはみんなでバカふざけをしたり、バスの中で音楽をかけてみんなで騒いだり、枕やブランケットを持って来てみんなでバスの中で眠ったり、時には一緒に勉強したり。そんな楽しい時間があったのでなんとか最後までやり遂げることができました。

クロスカントリーのみんなは私に色々なことを教えてくれて、優しくしてくれて本当に感謝をしています。

 

 

〜フットボールゲーム〜

学校ではほぼ毎週のようにフットボールの試合が開かれていました。友達と一緒にフェイスペイントをし、スクールカラーの黒とオレンジを着て、みんなで応援をしました。中には、家から巨大なラジカセを持って来て音楽を流している人や、全身オレンジのものを着て体をペンキで塗っている人などもいました。正直最初はルールなど全然わかりませんでしたが、みんなで一体になってチームを応援するのはとても楽しかったです。後ろではバンドが音楽を奏でており、前では、チアリーディングの人たちが踊っていました。それに合わせて私達もダンスをしたり、掛け声をかけたりしました。ほとんどの試合が10時近くまでかかりましたが、試合後には友達とレストランに行ったりしました。


最後の試合の日にはピンクのものを着ます。
 

 

〜Homecoming week〜

学校行事ではHomecoming weekというものがありました。その週は1日ごとに服のテーマが決まっており、PJ Day, TWIN’s Day, STRIPES Day, GREASE Day, Class Color Dayがありました。皆それぞれ、その日のテーマに合った服を着て来ていて、いつもよりもとても賑やかでした。

そして、その週の土曜日にはダンスパーティーがありました。友達にメイクをしてもらい、ダンスパーティーの前に、何人かの友達で集まり一緒に夕食を食べてから学校に向かいました。中に入るとミラーボールが回っていて、DJの人が音楽を流していました。アメリカンスクール映画などで見たことがある光景で、実際にその場にいると思うと、本当にテンションが上がりました。ダンスは音楽に合わせて自分の好きなように体を動かすだけでしたが、みんなで踊り続けていると、とても疲れました。7時から11時までのダンスパーティーが終わると、友達の家に行ってゲームなどをして遊びました。本当に楽しい1日で、アメリカならではの最高の経験ができたなと思います。

 

 

〜ロータリー交換留学生として〜

ロータリー交換留学生としてもしっかり、日本の文化、魅力を伝えています。

姉妹全員に日本から持ってきた浴衣セット一式をお土産絵としてあげ、着付けを教えました。とても気に入ってくれて、練習をしてたまに着て見せてくれます。



そして、妹たちと一緒に“うどん“を作りました。初めて粉から麺を作り、自分たちで出しを取り、お汁も作りました。夕方5時ぐらいから作り始めました。みんなで、こねたり、足で踏んだりして、楽しみながら作っていました。しかし、2時間も寝かせないといけないということを、作っている最中に知り、最終的に食べたのは、10時過ぎになってしまいました…。

時間はもっと早めに始めないといけなかったですが、みんなで楽しく作ることができ、美味しいと言ってくれたので85点ぐらいかなと思います。

 

 

〜ロータリー〜

ロータリーの旅行では、フットボールを観戦し、フィールドに降ろさしてもらったり、Crater Lakeという大きく綺麗な湖に行ったり、みんなでキャンプをしたり、など様々な経験を他の各国からの留学生と一緒にさせてもらいました。

ロータリアンとして私の留学をサポートしてくださる方は本当に優しく、親身になって私の話を聞いてくれます。YEOやカウンセラーの方は一緒に遊びや、ショッピに連れて行ってくれます。日本でショッピングと言ったら、そんなことか、と思うかもしれませんが、ここでは、車がないとどこにもいけません。私の街から、大きなショッピングモールがある街までは車で約2時間あります。なので、ここでのショッピングはちょっとした大きなイベントです笑

 

私をスポンサーしてくださっている、Roseburg Morning Club には毎週水曜日の学校前に行っています。そして、そこでその週にあったことを報告しています。毎回どんなことを言おうか、と前日の夜に妹と一緒にベッドの上で考えるのが週の日課になっていて、二人で楽しく一週間に起こったことを思い出しながら考えています。

  

 

 

〜学校&家族〜

学校の勉強は、まだまだ言語の壁というのが立ちはだかって難しいことも沢山あります。しかし、先生や友達に質問をすると丁寧に教えてくれたり、時間を他の生徒よりも沢山くれたりと、色々と助けてもらっています。

毎週月曜日の1時間目が始まると、皆アメリカの旗に向かって、Pledge of Allegiance というものを国家への尊敬を示すために言います。アメリカではこれを6歳ぐらいになると皆覚えるそうです。

毎朝6時38分になると、スクールバスが家の前まで来てそれに乗って学校に行っています。授業は毎日7時間。間の休み時間は5分と日本よりも短いです。もちろん、授業中に携帯を使ったり、飲食をしていいクラスもあります。

お昼休みには学校外に食べに行ってもいいし、学校内のカフェテリアを使うこともできます。しかし、カフェテリのご飯は湘南学園のように野菜からデザートまで揃っているものではなく、ピザやナチョスなどの高カロリーなものがほとんどです…。笑しかし、毎日お昼の時間が一番の楽しみになっています。そこで仲のいい友達と話して、遊びの予定を立てたり、恋の話をしたりなどのガールズトークはやっぱり世界共通で楽しいものだなと思いました笑

 

 

私のホストファミリーは羊、鶏、馬、犬、猫を飼っています。始めの方は、聞き慣れていなかったからなのか、朝に鶏の鳴き声で起きることもありました。笑

そして、今までしたこともないような、動物の世話をしたり、小屋を綺麗にしたりなどと、アメリカのオレゴン州だからこそできる経験もさせてもらいました笑

空気がとても綺麗に住んでいて、夜には満天の星空が広がっています。

なので、トランポリンの上で妹たちと一緒に星を見ながら寝たりもしました。

家族は優しく、特に12歳になる妹とは勉強のこと、学校のこと、友達のことなど、なんでも話せるようになりました。私のことを意外とわかってくれていて、妹でもあり、いい友達にもなれたのではないかなと思います。

まだ3ヶ月しか経っていませんが、たくさんの経験をすることができました。もちろん、楽しいこと、嬉しいことだけではなく、辛いこと、泣きたくなることも沢山あります。でも、私は今この生活が大好きです。

本当にここに来れてよかったなと心から思っています!!

 

ここに来るために、サポートしてくれた両親、学校の先生方、友達、ロータリーの方々…

そして、ここで私をホストしてくれている、家族、学校、ロータリー、そして色々な経験をさせてくれた友達…。

 

近くからも遠くからも応援してくれている人に本当に感謝をしています。

湘南学園高校 1年 沼 彩加