イングランドセミナー 1日目

2013年4月1日

 いよいよ待ちに待った第1回イングランドセミナーの出発の日がやって来ました。参加してくれた20名の生徒達は、イングランセミナーの記念すべき第一期生となります。みんな元気にこの日を迎えることが出来ました。それも、みんながセミナーに参加出来ることを当たり前のことと思わず、参加させてくれた御両親にきちんと感謝の気持ちを持てたことの表れではないかと思います。今回のセミナー参加が、海外旅行が初めてという生徒も少なくなく、共通して、ヨーロッパへ出かけることはみんなが初めてとのことです。そんなわけで、今回のイングランドセミナーは、生徒にとっては、ハラハラドキドキの体験になりそうです。
 
 さて、このセミナー参加者一行は、予定通り、午前9時に成田空港第1ターミナルビル出発ロビーに集合しました。搭乗手続きを終えて、いよいよお見送りに来て戴いた保護者の皆さんとお別れして、手荷物検査と出国手続きに向かいました。この時、残念ながら、機内での洗面のために持ち込んだ歯磨き粉が、ジップロックに入れてはあったものの、容器の大きさが100mgを越えるものであったために、その場で没収されてしまった生徒がいました。しかし、これもすべてひとつの学習ですね! ちなみに、一昨年年度のオーストラリアセミナー参加生徒の中には、手荷物の筆箱に入れてあった小さなはさみを没収された生徒もいました。成田空港は、空港格付けランキングで、安全検査が厳しい空港No.1にあげられています。
 
 成田空港第1ターミナルビルの55番ゲートから、私達は、11:35発全日空201便にて、ロンドンへと飛び立ちました。私達の乗った飛行機は、ボーイング777、いわゆるトリプルセブンと呼ばれる人気機種でした。機内はハイテクのアメニティー装置を備えており、さすがは全日空と思わせるくらいに機内食が充実していました。生徒達は機内で最後の日本食の穴子飯とうどんとみそ汁をいただき、おまけにアイスクリームも出てきました。生徒達はそれぞれ、映画を見たり、音楽を聴いたり、本を読んだり、ぐっすりと眠ったりしながら、長い長い空の旅を楽しんでいたようです。スカンジナビア半島のヘルシンキ上空を通過した頃に、朝食を戴いた後、いざグレートブリテン島に到着しました。極東の日本から、やって来ました地球の裏側のイギリスに!
 
 生徒達は、長旅の疲れをほとんど感じさせずに、はつらつとした表情で一人一人入国審査に向かいました。What is the purpose of your stay in England? と聞かれて、予定通り Sightseeing と答えたものの、More?とさらに聞かれて若干迷いはしたものの、すぐに、Homestay と答えて、入国審査を突破した生徒もいました。みんなこの時、「海外に来たんだなぁ!」という実感を持てたようで、どの生徒もみなスマイルが素敵でした。
 
 ヒースロー空港からは、バスに乗ってエクセターに向かいました。休憩をはさんで約3時間のバスでの移動でした。途中休憩は、30分の休みをとりましたが。トイレ休憩なので、10分程でも構わないのですがと尋ねたところ、これは、法律上、バスの運転手に課せられた休憩義務なのだそうです。日本では、バスの運転手の休みもろくにとれない状態での大事故があったわけですが、働く人達への安全管理はイギリスはしっかりしているなぁと感じました。あと、高速道路では、若干夕方に入りかけたばかりの時でさえ、車はヘッドライトを全面的につけて走っていました。日本では、まだ、スモールランプをつけるかどうかといったぐらいの明るさでしたが。
 
 そうしているうちに、いよいよエクセターにたどり着きました。50年に1度の大寒波が到来し、先日ロンドンでは27年ぶりに雪が降るなど、今日のイギリスの気温は0度でした。寒い寒い中でのホストファミリーとの対面となりましたが、生徒達はみな、そんな寒さなんか吹き飛ばしたような明るい表情で、ホストマザーやホストファザーとの初対面に胸を躍らせていたようでした。緊張の中にも、気持ちがほぐれる瞬間であったみたいで、子ども達の楽しそうな表情に、「イングランドセミナーに来れて、本当に良かったなぁ!」と実感させて戴いた次第です。
 
 さて、今日から9泊10日のホームステイとイングランドでの様々な英語学習が始まります。今夜、子ども達はホストファミリーとどのような会話をするのでしょうか? 明日の朝、子ども達に会って、その話を聞くのがとても楽しみです! それでは、皆様、お休みなさい。