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月別 校長通信

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第695回 心のエネルギーをどう高めるか

2013年6月13日

 ようやく雨に恵まれて、花も緑もうれしそうです。
 今日は、最近心に残った記事を1つ紹介します。私立学校の教職員が加入する私学共済の、月刊広報誌『レター』の5月号にあった記事です。現在は自治体国際化協会理事長をお務めで、社会保障問題がご専門の、木村陽子様による「社会保障千夜一夜」という連載コラムです。

 

 韓国の精神科医のイ・ムソク先生から聞いた「ストレス管理法」がテーマになっていました。この方は「劣等感から自分自身を解放すること」、「怒りを持ち越さないこと」、「笑うこと」を大切なこととして話されたそうです。このうち、笑いが免疫力を高めて健康に良いことは広く自覚されるようになりました。

 このコラムの中心となる要点をまとめてみます。それは“自分自身を誉めること”の効用でした。
 日本では「ここがだめ」「あそこがだめ」と育てられることが多く、「自分はダメだ、こんなことではダメだ」と内心で自分を責めることが多くなる傾向がたしかにあると思われます。身を粉にして頑張ったのに、逆に誤解されたり咎められたりして悔しい思いをしたり、喪失感で呆然とすることもあります。
 イ・ムソク先生は、そんな時に「私は自分が誇らしい」と自分にささやくことを勧めます。そうすると心の声で「お前なんか誇れるものが何もないじゃないか」と反論するはずだが、それでも「私は自分が誇らしい」と念を押したらいい。そしてつらい事が起きた時には「心配しなくても大丈夫」と何度も自分にささやくようにしてごらん、と先生は助言するそうです。

 木村先生は、このように自分自身を誉め、愛おしく思うことは「何で自分だけがこんな目に遭うのか」という自己憐憫とは違い、心のエネルギーを高める力があるはずだ、とまとめられていました。

 

 「自己肯定感が弱い」ことが、日本の中高生や若者の特徴としてよく指摘されています。上記の助言はシンプルですが、在校生の皆さんに広く紹介したいなと思われました。この記事は実はわが妻に紹介されたものですが、我々大人にとっても励ましになるな、と感じた提案でした。