第699回 意欲あふれる教育実習生!

2013年6月18日

 すでにお伝えしたように今月は、3週間の教育実習で、卒業生の実習生諸君を迎えています。
 第2週目に入り、朝や帰りのHRへ出かける姿も少し慣れてきたようです。授業の見学や実習を重ね、掃除や部活動、休み時間や放課後の語らいに向かう若き先生達の姿に接しています。

 

 先週のオープンキャンパスでは、「卒業生相談コーナー」に6名、「制服試着コーナー」に2名、「学校資料コーナー」に2人、「教科ブース」に3名(技術・生物・化学の授業体験)が入って、めいっぱいフル回転で頑張ってくれました。卒業生ということで積極的なご質問も受け続けたようですが、丁寧で優しい説明ぶりがとても好評でした。

 

 実習生の控え室へおじゃますると、黙々と教材研究にいそしむ諸君の姿があります。クラス担任の抱える様々な実務事項も経験しています。いずれ来る「研究授業」では学んだ経験の集大成が問われます。その日をイメージして模索する日々でしょう。
 控え室に入った時の、緊張感のある“空気”が独特です。それぞれの授業やクラスのこと、指導担当の先生のことなどおそらく話題にしながらも、ひたすら黙々と授業準備をする姿は真っ直ぐで、すごく素適です。

 担当クラスの生徒の座席表を見ながら、生徒全員のフルネームをひたすら書いて覚えようとする実習生も見かけました。黒板には励ましのメッセージや実習生の“心得”が板書されています。皆の中で“日直制”まで設けられているのには感心しました。同志的な感情を深めつつ、いわば“戦友”として共に奮闘する姿が純粋で意欲にあふれ、頼もしく思いました。

 

 今回の13名の実習生諸君は、素晴らしいパッションにあふれています。この中から何名もの諸君が教職への夢をかなえて、我々の同志として活躍してくれることを心から期待しています。