第161回 図書委員会とクリスマス・モード

2010年12月17日

街には、クリスマス気分が演出されています。年末は「ボーナス商戦」もあって、商店街はかき入れ時です。クリスマスの美しい装飾に接すると、不思議にいろいろ買いたくなるものです。

学園の校内でも、クリスマスを前に、ささやかですが楽しい企画や工夫が見られます。中高生徒会では、ラウンジ前ドライエリアの階段にある大きな木をクリ スマスツリーに見立てて電飾をほどこします。年越しした1月には、恒例の「餅つき大会」も行う予定です。楽しいミニ企画が大切にされています。

中高の図書室では、窓口のカウンターに可愛いツリーが置かれています。本棚の入口にはクリスマスの飾りがかけられています。今年は「クリスマスのしお り」の制作の輪が広がったようです。図書委員の人達により可愛いしおりがいっぱい作られ、本の貸し出し時に一枚ずつプレゼントされています。すてきな試み に感心しました。

各クラスから選ばれた図書委員には、さまざまな仕事があります。平日の昼休みと放課後に交代で務めるカウンター当番もそのひとつです。ある日に高2の男 子二人が、司書の先生の指示を受けて熱心に作業を進め、本の貸出~返却の対応を行っていました。なかなかいい光景で撮らせてもらいました。

図書委員会は、三役の人達を中心にとても良く取り組んでいます。『本のむし』と題する図書新聞は、図書委員の皆から集めた推薦を編集して発行されています。先ほどのしおり作りも、三役の高1・中3女子の人達が中学生をリードして作業が盛り上がったようです。また一等地の書棚には、テーマを決めた「お勧めコーナー」が設けられ、図書委員がその本の面白さを紹介するリード文のカードが添えてあります。こんなふうに推薦されるとその本を思わず手にとってしまうものです。

クリスマスからお正月へと向かうこの時期にも、たくさんの良書に接してほしいと思います。