第154回 冬休み前:中1と高1が「学年の日」を実施(その1)

2010年12月9日

湘南学園中高の各学年では、クラスと学年全体の親睦や人間関係を深めることをねらいに、一定の制約のもとで、学年の自由な企画で「学年の日」を設けることができます。

すでにこの通信でも何度か今年度の実例を紹介してきましたが、この先には冬休み前に二つの学年がこの「学年の日」を実施する予定ですので、紹介したいと思います。

まず中学1年が、今年度2回目の実施を準備しています。4月末の第1回は、学校の地元である湘南の海岸をじっくり歩いて、新しい仲間との一日を楽しむ企画でしたが、当日は大雨に当たっていしまい、江の島から先の稲村ヶ崎までの海岸コースに移動は断念しました。
今回はその“リベンジ”の思いもこめた企画で、12月20日に予定しています。「学年の日委員会」では、生徒諸君から「オリエンテーリング的な要素を持った企画に!」との要望が出されたのを受けて、<箱根旧街道てくてくコース>の計画がまとめられました。
現地へは鉄道とバスで向かい、由緒あるルートをクラスごとに楽しく徒歩で移動するスケジュールです。今回の大きな工夫は、行程にいくつかの課題やクイズ を出すポイントを設けて、班ごとに協力しながらクリアーしつつ、設定された時間の中で進んでいくという「ウォークラリー形式」をとるというやり方です。何 やらとても楽しそうです。

今回のコース設定と取り組みの視点について、中1学年会の先生方は、「できるだけ自然の息吹を感じられ、仲間と助け合って歩き、“達成感”を味わえる コース」を選び、「“箱根”という“東海道の難所”を歩いた江戸時代の人びとの気持ちになって追体験できるような学習の場にできたらいい」と話していま す。コースの確定に向けて最後の話し合い、調整が進められています。
良い天気に恵まれて、楽しいわくわくのウォーキング・デイとなることを祈っています。